なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

マリーシア?

2007-12-29 17:36:58 | Weblog
 サッカーをよく見る人なら知っていると思いますが・・・
  これは確かポルトガル語で「ずるい」みたいなことだったと思います。
 全力でのプレーの中で、ファールを意図していなくても倒されたり倒してしまうことはよくあることで、結果的に加害者的な方がファールを取られて・・・イエローカードだったり一発レッドだったり、場所によってはPKになる。
 守る方にとっては、致命的な状態になる寸前にファールを覚悟で相手を止める・・・事はよくあることなので、そういう守備側の真理・心理を逆用して”ファールによる阻止”に見えるように倒れる・あるいは倒された振りをする。
  これがレフェリーに守備側のファールと認められれば攻撃者の「マリーシア」
  逆に審判によっては「審判を欺く行為」・シュミレーションと取るかも知れないから「演技賞」ものの倒れかたをする。
 普段から相手にとって巧くて危険な選手だから、ファールを受けやすいというイメージを作っておくことも伏線になるかも・・・特にレフェリーに先入観を持たせるのが大事かも
 スロービデオ再生すれば「役者やノウ」ということもママ有るけれど、既にPKと宣告された後だったりする・・・
  最近のNHKもまたずるくなったみたいで、こういう時のビデオ再生をやらない!!・・・「スロービデオの性能」を自慢するのに、一方で「審判擁護」というか、「誤審はありえない立場」というか・・・せめて判決が出た後であっても誤審なら審判の拙劣性を暴露して欲しいもの。
 ともかくこういうプレーがスタンドの観衆の中で、レフェリーの目の前で、TVカメラの前で行われている可能性があります。
  場合によっては退場者が出たり、試合を左右するPKとなったり・・・
  ともかくこういうプレーは大嫌いです
 「マリーシア」などと容認するようなものではないと考えたいですね
  チームによっては、あるいは選手によってはこれも”技”の内だと思っているチームや選手も居るらしいけれど・・・
 相手を怪我をさせるようなプレイと同時に、欺くプレイも憎みます。
  まず第一はスポーツマンシップでしょう、その次にファイトとかテクニックとか・・・そうでなくてはスポーツとして成り立たないはずだし、見ていても白けてしまいます。

 囲碁にはこのマリーシアみたいなものが無いのがいいですね
  イヤ厳密に言うと全く無いわけでは無いのですが・・・たとえば
  相手に時間が無いことを見越して、大差の碁を決して投げずに「ダメ詰め」「場合によっては地を埋める」までして終局に同意せずに、相手の時間切れを意図する。
  マアこうなると「マリーシア」の領域を越えていますね
   ただ、これがマナーはともかくルール違反かどうかというと、「法律論?的」には難しいそうですね。
 他にもネットではチーターという種族も横行するらしいのですが、これははっきり「違反」でしょう
 いずれにせよサッカーの「マリーシア」=「巧いプレー」という評価は存在しないのが原則
  
 サッカーに限らず多くのスポーツでは審判がゲームをコントロールしています
  つまり審判の判断が試合を左右することがよくある
 囲碁の場合も公式戦なら審判がいますが、原則的には当事者同士で解決できないような問題が発生したときに限って登場するわけで・・・
  採点競技によく有るような不可解な曖昧さも無いし、そういう意味でも気持ちが好い。
 基本的には対局の当事者同士の問題
  問題が全く無いとはいえませんが・・・例えばザルの世界では「待った」「はがし」はある
  「地を作る時の境界線をずらす」
  「はま石をごまかす」
 悪い癖の問題から、はっきりインチキまでありますが少なくとも「マリーシア」みたいに「巧い」みたいに表現されることは無いでしょう。