ぶらり中津の旅

2018-11-16 07:05:31 | 日記

中津で最近お気に入りの“ガード下の居酒屋”

お客の大半は おっさん

従業員も年季の入った おっさん だけである

若い男性や女性の従業員が一人もいない所は潔ささえ感じる

 

カウンターに座りビールを注文すると

「はい! カウンターさん ビール!!!!!!」

 

カウンター内のおっさんは恐ろしくびっくりするような大声で

厨房に注文を通す

 

これがなかなか良いのである

 

煙で染みた壁、見上げるテレビ 

 

「落ち着く~」のである

 

ここは常連さんになると

「お帰り~!」と呼ばれる

 少し羨ましい

 

 

さて、2件目は

前からちょっと気になっていたバー

その名も「帽子バー」

どうも、昼間は帽子屋さん 夜はバーになるらしい

 

こちらはハンティング、キャスケット専門

数多くのお洒落な帽子を見ながらのお酒

帽子好きにはたまらない空間と一時

 

さあ、3件目はどこに行こうか


『音色』 -第5話-

2018-11-15 09:46:18 | 作り話

ピアノを習い始めたのはおばあ
ちゃんと見ていたテレビ番組が
きかっけ。

商店街に1台のピアノが置かれて
いて、誰が弾いてもいいの。
通りがかりの人が何気なくピアノの
前に座ったと思ったら、突然何かを
弾き始める。
すごく上手い人もいれば、何だか
さっぱり解らないのもあった。

夢中で見ていたのはそこが宮崎県
って所だったから。
私が生まれた時、お父さんは宮崎県
の日向市って所でお仕事してたの。
お父さん 私の名前を日向
(ひゅうが)って書いて
(ひなた)って名前にしょうとした
らしい。 それをお母さんが、それ
じゃあ女の子っぽくないからって
「陽」って書いて「ひなた」と
読む名前にしたの。

そんなに熱心に見ていたつもりは
無いのだけどおばあちゃん、突然
「あんた、ピアノ習ってみるかい!」
って。

お母さんは最初、ピアノ教室には
いい返事をしなかった。 この前
から3駅隣の「大町」で事務の仕事
をしているから。 朝9時前に出て
夕方5時に戻ってくる。
途中で抜け出して、私をピアノ教室
まで送り向かいをするの出来ない
んだって。

「それに、今の哲夫の給料と私の
パート代じゃあ、これから学費も
かかることだし…」

「私の年金から出すから、あんたは
心配いらないって!」
おばあちゃんいつも強引だ。

 

それで大町市とは反対方向で1駅先
の湯川駅のピアノ教室へ通うことに
なったの。

ピアノ教室にはバスで行くよ。 
おばあちゃんは「途中、途中で止ま
るバスの方が風情があっていいだろ」
だって。

今度小学校に入ったら子供部屋が
もらえるんだ。 今住んでいるアパ
ートの隣部屋、そこも空いてるから。

この家は海から近い所に建っている
けど、どの部屋からも海は見え
ないよ。
海風が強いからそうしたみたい。
でも今度の私の部屋からは背伸び
するとちょっとだけ海が見える。
海はいつも違う表情をしている。
波の動きを見ているだけで、聞こえ
ないのに波しぶきの音まで聞こえて
来る気がするから不思議だ。

 ピアノのは楽しいよ。
鍵盤を強くおせば大きい音が
早く弾けば早い音が出るから。

それに私が弾くピアノの音
誰にでも聞こえるみたいだし。

この3月には発表会。
だけどいつも右手と左手が同じ動き
をするから心配だ。

「週1回の練習だけじゃあねえ~」

おばあちゃんはそう言うとどこか
らか古い電子ピアノを貰ってきた。

「ほら、あの魚屋さんの三瓶さんっ
ているだろ、 あそこの上の子が昔
ピアノを習っていたけど高校に通っ
た後はもうやらないって。 それで
じゃまだし、要らないってさ」

ただじゃ悪いからって、おばあちゃ
ん、町に1軒しかない和菓子屋さん
でお饅頭を買って渡したんだって。

お母さんは「野暮ったい味」って言
うけど、私はほんのりとした甘さの
ここのお菓子が好きだ。


二代目の格言66

2018-11-14 07:01:57 | 二代目の格言

中国から来た諺「待てば甘露の日和あり」が元のようです
天が降らせる恵みの雨を「甘露」と言い
今は望むような雨が降らなくても
じっと待っていればやがて恵みの雨は降るだろうから 
辛抱強く待てということ のようである

 

「楽になりたいと思ったら、もうそこが終点」は

”これより先には好転しようもない
 従っていくらこの先頑張っていもしょうがない”
と思ったらもう、そこからは一歩も前進する事はない
ので、あきらめるのではなく

一時的にあれこれ考えたり、悩んだりと
過敏に反応する事を止め(鈍感)
今やれる事を精一杯行い、機を待て!
と解釈してみました

 


『音色』 -第4話-

2018-11-13 07:04:56 | 作り話

それにしてもこの漁師町は….
いや、もう漁師さんなんて
ほとんど居ない。 
お年寄りと猫ばっかりだ。
大人になると昔の記憶よりずっと
小さく見えると言うけど…

いや、町全体が本当に昔より
小さくなっている。 昔は小さな
お店がいくつもあった。
魚屋さん、お肉屋さん、雑貨屋さん
本屋さん、町で一応一通りのものは
揃ったはずだった。 
今では食料品を扱う小さなスーパー
が1軒あるだけ。

「儲かっているのは葬儀屋さんだけ
だよ、ほら、又店舗を改修したらし
いよ」と母が言っていた。
人口もどんどん減っているんだ。

 東京に出て正解だった。 
父が亡くなり、耳の悪い母だけを
この町に一人残す事には抵抗が
あったけど、戻ってくる気なんて
さらさらなかった。

あれは中1の夏頃だった。 
友達にも言った事がなかったはず
なのに私がA君の事が好きって事が
ばれて、あっという間に全校中の
誰もがそれを知った。 
町の大人も「何、あの子、中1なの
にやけに早熟だな」と面と向かって
言われた事は無いけど、皆そんな
事を言っている声が聞こえるように
なった。 それから栄子はこの町が
嫌いになった。

 東京は刺激的なだけではない。 
たとえ大きな声で
「だれだれが好き!」っと叫んでも
誰も聞いてやしない、大きな街だ。

この町では何も言わなくても皆に
聞こえるのに。

大学を卒業し、OLになって2年が
過ぎた。 華やかな街並みや楽し
そうに歩いている大勢の見ず知らず
の若者たちも、もう珍しくはなく
なっていた。
そんな時あのバンドに出会った。 
吉祥寺の小さなライブハウス
女友達と飲んでいる時に店で
「券安くするから来てよ」って
声掛けられて、その男が少し
イケメンだからって、酔いに任せて
二人でチケットを買った。
なんであんなにハマったのだろう。
今思い出せばガチャガチャするだけ
の音楽だったけど、何かが引っ掛
かった。 毎週のようにライブに
通い、気が付いたらバンドメンバー
の一人と同棲していた。 

練習時間が必要だからとバイトの
時間を割き、ようやくバイトの
お金が入っても売れ残りチケットの
費用負担で消えた。
だから当時は食費もアパート代も
すべて栄子持ちだった。 
それでも充分楽しかった、彼が
「バンドやめてサラリーマンに
なるって」言うまでは。 

「なんだ、夢を捨てる男なんて
かっこ悪い」そう言って別れた。 

本当は働き始めたら私なんか
必要なくなるって、そう言われる
のが怖くて、まだ言われてもいない
のに自分勝手に先回りしてそう
思った、だから別れた。

結婚するならやっぱり固い人だ。
それで哲夫と結婚した。 

地質学者って、あれは職業として
固いのか? 
それとも扱う物が固いだけなのか?


M原家 休日の過ごし方2週間分

2018-11-12 07:47:08 | 日記

最近、休日の過ごし方をアップしていなかったので
2週間分あげてみる

まずは先週の日曜日
近所の公園にて
『キャンドルナイト』のイベントに参加

四代目が小学校で作った 紙コップに絵を描いたもの

こんなやつを

公園内のそこいらじゅうに並べて

一斉に火をつける

 

 

のだが.....

 

 

この日は風が強く
付けても、付けても、そのそばから消えてしまった

 

 

翌週
嫁が今月末に出走予定の「大阪マラソン」の試走
にお付き合い

自宅より3名 クルマにてマラソン中間地点の京セラドーム附近へ行き
嫁はそこから偵察ジョグ

四代目と私はそのまま車に乗り
ゴール付近の公園で嫁を待つ

 

「さあ、何をしながら待っていようか....」

 

まずは

住吉大社へお参りし

 

さらには境内の外にある「おいとしぼし社」へ行き

おもかる石を....

この石を最初に持って重さを覚え
石に触れながら願い事を念じ
もう一度持ち上げる
最初に持ち上げた時より軽く感じれば
願いが叶うのだそうです

二人とも挑戦するが、2度目も重さは変わらず....

願いを叶えるには”まだまだ努力が必要”のようです

 

さて、その後は近くの住吉公園に移動

遊具でがっつり遊んで
ゴール付近まで走って行った嫁をピックアップし
日帰り温泉で汗を流し
回転すしでかなり遅めの昼食を....

この店で一番の変わったメニュー「イタリアンシェフ監修の黄金塩ラーメン」
生ハムにチーズがトッピングを最後に食し....

帰宅

 

 

 

 

 

気が付けば

夕方

 

まあ、こんな感じか....