赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

左翼が統一教会を必死で叩いた理由 topics(682)

2022-12-16 00:00:00 | 政治見解



topics(682):左翼が統一教会を必死で叩いた理由


7月8日の安倍元総理銃撃事件を発端に、注目を集めるようになった統一教会問題。旧統一教会被害者救済新法が成立したので、これでそろそろ終わりかと思っていたら、「統一教会の信者らが11月以降、各地の地方議会などに、特定の宗教法人との関係を絶つ宣言などをしないこと」や、「議員らの信仰を質問しないよう求める内容を陳情した」としてメディアがまた問題視しはじめました。

メディアにとっても、統一教会批判の急先鋒の左翼陣営にとって、口ではけしからんと言いながら、内心ほくそ笑んでいることと思います。なぜなら、統一教会問題は彼らにとっての飯のタネであるとともに、統一教会問題を通して最もやりたかったことが未完で、再度そのチャンスの可能性を見出しているからです。

それは、日本会議叩きです。反体制左翼にとって一番つぶしたかったのは統一教会よりも本当は日本会議であったことは間違いありません。

これは、数年前のことですが、私自身、統一教会叩きに熱心だった有名弁護士から呼ばれてある組織の話をしにいったとき、系列の十人ほどの弁護士とテレビでお馴染みの鈴木エイト氏が所属するグループの元主筆との何気ない会話の中で気が付いたことなのです。

元主筆とは旧知の間柄で、彼が少し時間に遅れてやってきたのですが、そのときなぜか彼らが当日のテーマである組織の話とは無関係に日本会議の話題が続いたのです。私たちを呼んだ紀藤弁護士が偉ぶって大きく時間遅れできたせいなのですが、その時の会話を聞いていると、「日本の右傾化の原因は日本会議にあり、日本会議が安倍政権の右傾化を強固に推し進めている」という話だったのです。

私自身、日本会議については事務総長をはじめ専従職員もよく存じていますし、大学の後輩諸氏の幾人かが専従職員となっていますので、組織実態をよく知っているのですが、黙って聞いていると、弁護士連中にとっては、安倍政権が大嫌いで、日本会議を諸悪の根源のように思っているということはよくわかりました。

したがって、安倍元総理の暗殺事件以降、統一教会問題がでてきたときも、直感的に、統一教会と安倍氏の関係を叩くついでに、日本会議叩きをするだろうと思っていました。彼らにとって日本会議を抹殺しなければ日本の右傾化は止められないと認識していたのがわかっていたからです。

しかし、彼らの期待するほど日本会議と統一教会の接点はでてきませんでした。皆無と言ってもいいほどです。

それもそのはずです。天皇国日本を守ろうとする日本会議と、天皇を文鮮明のもとにひれ伏せさせようとする統一教会【※1】は不倶戴天の敵同士だからです。

【※1】世界日報の元編集局長・副島嘉和氏が月刊『文芸春秋』84年7月号に、「昭和天皇に扮した日本人幹部が文鮮明教祖にひざまづく天皇拝跪の儀式がある」と書き、以降、日本会議はその前身の組織の時代から、事実上、統一教会と絶縁関係にある。

天皇論の違いは天と地の差がありますが、しかし、左翼にとってはその違いの意味がわからないのでしょう。未だに、統一教会と日本の良識ある民族派が一緒のようにみえるらしいのです。

とくに、安倍元総理の実父の晋太郎氏が政治部の記者だった毎日新聞は、岳父の岸伸介元総理が統一教会の政治運動団体「国際勝共連合」と深いかかわりがあって、岸政権時代に首相公邸だった建物を使っていたとか、名誉会長には右翼の大物の笹川良一氏が就任していたなどと報じて、統一教会と日本会議が同じ範疇だと思っているようです。

結局のところ、統一教会をどういじったところで日本会議の問題は出てこないのですが、それでも、今後は国会議員や地方議員が日本会議の会員であることと、統一教会の支援を受けていたことを同一視して、統一教会は悪だから、そこに支援を受けた日本会議の議員は悪とまでもっていくつもりなのかでしょうか? 

しかし、そこには無理があると思います。先ほどの天皇論の違いが明確にありますから、日本会議の議員は統一教会を心底軽蔑しています。

しかも、日本会議叩きをしたい左翼を支援するメディアは、統一教会の被害者の方に関心が言っていますし、統一教会叩きをしていた弁護士も政府の要職についてしまいましたので、力が分散せざるを得ません。

結果的に、統一教会叩きで得をしたのは、猟官運動になった弁護士と視聴率を稼いだテレビ局で、日本会議を叩きたかった左翼は何も得することはなかったと言えると思います。


最後に、「安倍元総理がは消費者契約法を改正して統一教会の霊感商法を取り締まったのに、なぜ統一教会と関連があったのか」という疑問に、統一教会の追及で一躍有名になった鈴木エイト氏は、「安倍さんの場合は、旧統一教会を北朝鮮の拉致問題解決のカードとしてキープしてた気配があるんですね」、「北朝鮮と旧統一教会のルートを使って何かをしようとしてたんじゃないかって付き合ってた気配もある」と述べています。

これが一番正鵠を得ている答えだと思います。


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