赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

なぜ伊勢市は、さびれつづけるのか?

2024-02-03 00:00:00 | 政治見解



なぜ伊勢市は、さびれつづけるのか?:240203情報


昨日まで3回にわたり、日教組の犯罪性を点検してみましたが、未だに日教組の強いところほど行政も衰退するようですい。『日教組―歪んだ洗脳教育の真実』で事例にあげられた三重県もその悪影響に直撃されたところで、中でも、伊勢神宮のある伊勢市の没落が甚だしいといいます。

そこで、皇學館大学教授・松浦光修氏に再びご登場いただき、「なぜ伊勢市は、さびれつづけるのか? 」について語っていただきたいと思います。



伊勢市が「さびれつづける」原因は、さまざまであろうが、その一つに「教育」の問題があろう。

近ごろ、私は『いいかげんにしろ日教組』(PHP研究所)という本を出版し、その中に詳しく書いているが、異常な「戦後教育」のなかでも、三重県の教育は特に異常である。

たとえば、三重県の中学生が学んでいる歴史教科書は、ほとんど「反日パンフレット」に近く、その教科書で学べば学ぶほど、日本に対する嫌悪感が生じるシカケになっている。しかも、学問的に見ると、事実と確定されていないことまで書いてある。  

たとえば、昭和12年の「南京大虐殺」がそうである(亜細亜大学教授・東中野修道氏の著書を参照のこと)。その一方、書かれなければならないことは書いていない。「伊勢神宮」や「天照大神」について書いてあるのは、扶桑社の『新しい歴史教科書』だけである。

伊勢市なら、この教科書を採択すべきであるが、なぜか伊勢市は、この教科書を採択していない。本年10月17日、尾鷲市の教育長と大阪書籍の販売員が、贈収賄容疑で逮捕された。

どうやら教科書には、恐るべき「利権」がつきまとっているらしい。今の教科書では、日本や伊勢への誇りや愛は生まれない。すでに伊勢神宮といっても、「なにそれ?」という世代が日本の大半を占めつつある。  

戦後の日教組教育では、神道、天皇、神話に関わることは、すべて「右翼」「軍国主義」などのレッテルを貼って、葬り去られたからである(平成12年の『朝日新聞』大阪版は、伊勢市の観光事業に大打撃を与える記事をのせているが、これもその一つのあらわれであろう)。

その反日自虐教育の悪しき効果は、これから、さまざまな「かたち」で伊勢市に顕在化してくるはずである。また、伊勢市では、「ジェンダー・フリー思想」にもとずく、「異常な性教育」もおこなわれている。「ジェンダー・フリー思想」は、すでに「脳」の医学的研究によって、非科学的な学説と認められたものである。  

また東京都は、「異常な性教育」を行った学校の校長を処分している。それにもかかわらず、伊勢市では今も、男女の「区別」さえ「差別」と言い張る教師、「異常な性教育」を強行する教師などが放置されているのである。  

欧米でも、性教育は非常にデリケートな問題であるとして、15・6才まで行わないところが多いのに、伊勢市では、8才の子どもに、教室で先生が「子どものつくり方」を図解で教えている。

このままでは、児童生徒の性の乱れを招き、人格破壊、あるいは性犯罪の増加にもつながろう。  現状を憂慮した四日市と津の母親たちが、県議会に対して、異常な性教育をやめるように住民請願を提出しても(鹿児島では受理されたのに)三重県では受理されていない。

文部科学省も性教育は保護者の同意なく行ってはならない、としているにもかかわらず・・・。 三重県は、そして伊勢市は、このままでいいのか?

平成13年、天皇陛下が三重県に行幸されたときも、伊勢市は日の丸の小旗の配布さえしなかった。
また、選挙の時期になると、いまだに学校に選挙ポスターが貼ってある(教育公務員は特定の政党・補の支援活動をしてはならない)。

そして伊勢市は、最も過激な「ジェンダー・フリー思想」をもりこんだ「男女共同参画条例」を制定している市としても、全国的に知られている。教育の善し悪しは、企業の誘致にも直結する。大企業の社員は、その子女のため「よい教育環境」がないところには家族をつれて赴任したがらないからである。  

長期的に見ると、伊勢市民の「優しさ」と「人のよさ」が、今は裏目にでて「甘さ」と「なれあい」になり、それが伊勢市を衰退させているのではないか。

もう一度、かつての繁栄をとりもどし、「神領民」の誇りをとりもどすためには、市民一人一人が勇気をもって声をあげ、日教組問題を克服すること、それこそが伊勢市の喫緊の課題である、と私には思われる。



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