赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

イラン革命防衛隊VSバイデン政権

2024-02-24 00:00:00 | 政治見解



イラン革命防衛隊VSバイデン政権:240224情報


先日、アメリカが、米軍の兵士3人を殺害した親イラン勢力への報復として、中東で大規模な空爆を行いました。その激しさに、「そこまでするの?」と思われた方もいるかも知れません。

一見すると、自国民の命を奪った敵に対する怒りや、アメリカのプライド故の行為にも見えますが、しかし、国際政治学者によると、実は、全く違うところにその理由があるようです。


◾️アメリカが行った報復攻撃

1月28日、シリア国境に近いヨルダン北東部に駐留していた米軍がドローン攻撃を受けて米兵3人が死亡、40人以上が負傷しました。この報復としてバイデン政権は爆撃機を飛ばし、イラクとシリアに攻撃を行いました。

イラン革命防衛隊の中でも特に先鋭的なコッズ部隊や新イラン勢力の7施設85カ所以上を空爆したのです。この報復を後押ししたのがバイデン政権にいる戦争屋3人組です。

その3人とは誰か。
ブリンケン国務長官、
ヌーランド国務副長官代理、
そして、サリバン大統領補佐官
の3名です。

危険なことに、彼らは何をやるかわかりません。そして、イラン革命防衛隊もまた危険な動きをしており、周辺国を攻撃するなど暴走しています。イラン政府でも抑えが効かないようです。


◾️今後懸念される動き

いくらバイデン政権といえども、現時点でイラン本土には爆撃はできません。しかし、今後これに対し、イランが革命防衛隊を中心に、アメリカと断固対決するということになると米イラン戦争に発展する危険性があります。

戦争へのエスカレーションを承知の上で、こういうことをするのがバイデン政権であり、非常に危険なところに来ています。

そして、イランをバックアップしているのはロシアです。なので、下手をすると、中東を舞台にした米イラン戦争は第3次世界大戦に発展しかねません。

もちろん、そうなるとアメリカの経済にも非常に大きなマイナスになります。戦費がかさむので、連邦政府の債務はますます大きくなるでしょうし、経済全体にもマイナス効果で株も下がってしまうと思います。


◾️バイデン政権が狙う危険な試み

それほどデメリットが多いと思われる攻撃をなぜ行ったのか。それは、戦時大統領として君臨し、特権を使いたい、そうしないと自分が大統領選挙に勝てない、というバイデンの妄想です。

そして、実際、前述の3人組のようにその妄想をあおり、戦争をけしかけている人たちが周囲にいるのです。逆にバイデンからすると、こういうことをするしか自分が大統領に再選する道がありません。

もしトランプが選挙に出てきたら、まともにやっても勝てませんし、すでに民主党の中でもバイデンの引きずり降ろし工作が公然と行われています。それらを排除するために、「今、大きな戦争が進行中であり、 大統領はその最高司令官だから、変えるべきではない。」と持っていきたいのでしょう。

しかし、ぼけている軍の最高司令官ほど怖いものはありません。本当は早く交代した方が良いでしょう。バイデン政権の中ではそういう危険な試みが行われている、ということです。

現在ブリンケン国務長官を始めとする戦争屋3人組がいる危険な政権ですから、何があるかわかりません。シリア国境に近いヨルダン北東部に米軍が駐留していたのですが、1月28日にドローン攻撃を受けて米兵3人が死亡して40人以上が負傷しました。

バイデン政権としては報復する絶好の機会です。そして「報復する」と言って実際にやりました。2月2日(アメリカ東部時間の午後4時)、米軍は本土から爆撃機も飛ばしていて、イラクとシリア国内のイランの革命防衛隊の中に精鋭的なコッズ部隊というのがあります。この革命防衛隊コッズ部隊や親イラクや親イラン勢力への空爆を開始して、7施設85ヶ所以上を爆撃しました。

イラン革命防衛隊がまた危険な動きをしているということは申し上げた通りで、イラン政府の上の方は何とか抑えたいと思っているのですが抑えが利いていません。イラン革命防衛隊が暴走しています。特にコッズ部隊というのは精鋭部隊と言われています。各国に出かけていって、親イラン勢力を応援するというのがコッズ部隊ですけど、そこの基地に対して爆撃をしました。

今のところ、バイデン政権と言えどもイラン本土には爆撃はまだできません。できないけど、これに対してイランが革命防衛隊を中心にして「もっと戦争をアメリカと断固としてやる」ということになると、これは米イラン戦争に発展する危険性があります。この戦争のエスカレーションを承知の上で、こういうことをやっているのがバイデン政権です。

非常に危険なところに来ていて、イランをバックアップしているのはロシアですから、これが下手をすると中東を舞台にしたアメリカ・イラン戦争を皮切りとする第3次世界大戦に発展しかねません。

もちろん、そのようなことになったらアメリカの経済にも大きなマイナスになります。有事になれば戦費がかかるからアメリカの国の借金、連邦政府の債務はますます大きくなるでしょう。そして、経済全体にもマイナス効果で、おそらく株も下がってしまうと思います。戦時大統領として君臨して、特権を行使すれば自分が大統領選挙に勝てるのではないかというのが今のバイデンの妄想です。その妄想を煽っている人たちも周りにいます。非常に怖いところに来ています。

逆にこういうことをやらないと、バイデンは大統領に再選できないのではないでしょうか。トランプが出てきて、まともにやったら勝てません。その前に民主党の中でもバイデン引きずり下ろし工作が公然と行なわれているので、そういうものを排除するには大きな戦争が鍵となってくるのです。大統領は最高司令官ですから、戦争進行中に大統領を変えるのかという想定に持っていきたいのでしょう。しかし、ボケている軍の最高司令官ほど怖いものはありませんから、そういった意味で一刻も早く取り替えた方が良いと思います。バイデン政権の中では、そういう危険な試みが行なわれているということです。




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