赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

①オバマ元大統領夫人が大統領候補になるとき

2023-09-23 00:00:00 | 政治見解



①オバマ元大統領夫人が大統領候補になるとき :230923情報01

来年の米大統領選で再選を目指すバイデン大統領の年齢は80歳。バイデン氏に近い米民主党関係者によれば、民主党内部には以前からバイデン氏の健康問題と、万一の場合は同氏の後釜となるハリス副大統領の能力不足が再選戦略の最大の障害になると指摘され、一部で次世代の若手の台頭を望む声がくすぶり続けています。

8月3日の当ブログ『米大統領選挙はどうなる?』で、民主党側の秘密兵器としてのミシェル・オバマ氏の名前を上げましたが、有名なロバート・ケネディ・ジュニアが出馬の意向を固めなければ、オバマ元大統領夫人 のミシェル・オバマ氏が浮上する場合があります。

ところが、このミシェルさん、良妻賢母のイメージとはうらはらに、とんでもない人であるようで、国際政治学者が大変に気をもんでいます。具体的にどういうことなのか、詳細に語っていただきました。



ミシェル・オバマさんは、夫のバラク・オバマ以上の反米の共産主義者です。極左の人は、みんな自分の国のナショナリズムが嫌いということになります。彼女は、そういう人なのです。

ミシェル・オバマさんは、黒人中産階級の出身だけど「自分は庶民の出身であり、貧しい貧困家庭に育って一生懸命、勤勉に努力して今日の社会的地位を築き上げた。そしてバラク・オバマ大統領を支えてきた」ということを言っていますけど、これは全くの嘘です。

なぜなら、彼女は黒人で特権階級の出身であるということ、かつ若い頃から極左だからです。

そして、アメリカが嫌いで共産主義が大好きという人であり、彼女の友人たちは60年代、70年代に爆弾を投げて、極左革命や暴力革命をアメリカでやろうとしていたような人たちです。そういうのが彼女の弁護士仲間であったり、彼女に精神的な影響力を与えていったりした人たちであると聞いています。これはある意味で恐ろしいことです。彼女はそういう人ですが、それだと大統領候補にはなれません。

今はバイデンさんが「自分はやるよ」と言っているけど、どう見ても体力的にもたないし、かなりメンタル面の老化も進んでいます。いわゆる老人ボケ現象が進んでいるので無理でしょう。これでは2020年のように不正選挙をやってもトランプに負けてしまうというのが民主党エスタブリッシュメントの今の危機感ですが、これといった代わりとなる良い候補がいません。

そこで目をつけたのが、いずれは大統領候補にしようとして育ててきているミシェル・オバマということです。少なくとも2016年くらいからミシェル・オバマを将来の大統領にしようという動きが民主党エスタブリッシュメントの中でありました。

ところがミシェルさんは自分の本音を言ったことがあって、2008年2月18日にウィスコンシン州での集会で自分の夫が予備選で勝って大統領候補になれそうな時期でした。このときのライバルはヒラリークリントンだったのですが、彼女は「大人になって初めて自分の国のことを誇りに思います。それは、オバマが候補者になることによって、ようやく希望がこの国に戻ってきたように感じられるからです」と言いました。

つまり大人になって、この日に至るまで自分の夫が大統領候補になりそうだという瞬間まで、ずっと彼女は自分の国をヘイトして恨み続けてきたということです。これは大統領候補として決定的な欠陥であり、大失言だと言えます。

それ以降、民主党エスタブリッシュメントは彼女のネガティブなイメージを覆そうというので、いろんなキャンペーンをやってきました。具体的に言いますと、彼女に本を書かせたり、それを全米のトークショーで出して、本を売るために本屋さんに行ってサイン会をやってみんなと握手したり、その様子を映画に撮って映し出すということをやっています。彼女は大統領候補として、まだ認知されていませんが、全米のセレブの1人になっているのは間違いありません。

それから2020年に彼女はオンラインで開かれた民主党の全国大会で当時大統領候補だったバイデンさんの紹介をやっているのです。これは一種の基調講演でした。2004年にジョン・ケリーが大統領候補だったときに民主党の党大会でオバマさんが出てきて演説をしたのです。この演説が素晴らしかったので全国的な政治家になりました。それを踏襲させてやろうではないかということでしょう。

ミシェル・オバマさんが『Be Coming』というタイトルの自叙伝を書きました。これは嘘の自叙伝ですが、それを全米のブックツアーをやって人気者・セレブになり、彼女に関するテレビドラマやトークショー出演というのは、数知れずということです。

これは将来大統領になるための準備活動であったと言ってよも良いでしょう。私が考えているシナリオというのは、バイデンさんが大統領候補であるということで、他の有力大統領候補は民主党から出ません。

ところがバイデンさんを民主党のエスタブリッシュメントは、ある時点で見限って健康問題を理由に大統領選挙からリタイヤさせるでしょう。要は健康状態が悪いので大統領にはなりたいけれども、大統領選挙には出られないという宣言をして、彼を引きずり降ろされると思います。

その時点で有力大統領候補がいないので、民主党全国委員会としてはミシェル・オバマさんを全会一致で推薦すると言ってやるのです。それを民主党全国大会の直前くらいにやると非常に効き目があって、一挙にミシェル・オバマブームが来て、彼女が民主党の正式候補の指名を獲得してしまうと思います。

今までマスコミで仕組んできたミシェル・オバマのセレブ化が成功しているから、その土台の上で一挙に選挙戦に入ってミシェル・オバマブームが巻き起こるでしょう。そして初めての黒人大統領は旦那だったけど、初めての黒人女性大統領が生まれるのは凄いと盛り上げて、彼女の中身は関係ない、マスコミを席巻してインターネットを使うだけ使って、一挙に当選させてしまおうという新しい弾を出して、みんなの目につくような候補者を出さないとトランプには勝てません。

トランプブームを上回るようなブームを、嘘でもいいから作ってしまって、一挙に選挙戦を寄り切ってしまおうというのが民主党エスタブリッシュメントの考えなのではないかと、私はこの時点で推測しているのです。この謀略がうまくいかないことを望みます。


(午後に続く)



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