赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

透明性はメディアの変革とともに実現する current topics(174)

2016-08-03 00:00:00 | 政治見解



current topics(174):透明性はメディアの変革とともに実現する


東京大改革を訴えて圧勝した小池百合子都知事への熱気は冷めそうにありません。
当選を果たした瞬間から、8月2日の初登庁、都議会への挨拶回り、職員への訓示、記者会件に至るまで、
テレビ・メディア各社は時間を大きく割いて報道しています。

東京都政の問題が、国民的関心事項となっているのです。

これからは、小池氏の打ち出す具体的な政策が一つ一つメディアによって検証されることになります。

また、小池氏が提示する一つ一つの問題に対し、
誰が賛成し、誰が反対しているのかということを瞬時に都民が知ることになります。


小池氏が都議会各派への挨拶回りをした時に
誰が親しく挨拶をしたか、挨拶の時に偉そうに後ろ手にしていた人は誰か、失礼な態度をとった人は誰かなど、
つぶさに報道されていることからもわかります。

一方、メディアやネットではすでに
石原伸晃氏がどんな言い逃れや責任逃れ、自己弁解をしているかが瞬く間に拡散されています。
また、森元首相がどんなコメントをしているのかなど、すぐに知られるようになってきました。

情報は登庁初日から都民の前にさらされているのです。

小池氏が都政を透明にすると言っているそばから、実は、マスコミが透明性を高めてくれているのです。


これからは、全ての都政の運営、都議の一挙手一投足、都の職員の仕事ぶりなどあらゆることが観察されます。

小池都知事誕生で、隠されていたものが白日の下にさらされ、
裏工作や不適切な取引、質の低い仕事ぶりや行動が通用しない、新しい都政の形が構築されることになります。
この流れは確実に地方の自治体に波及します。


また、メディアは従来のように、単に批判のための道具ではなく、
国民の幸福を目的に、事実をありのままに伝える役割として存在が許される時代となります。

その役割を担うことのできないメディアが淘汰される時代が、
もうそこまでやってきているのではないでしょうか。




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