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「報道の自由」を隠れ蓑に人を傷つけるメディア
週刊新潮、週刊文春の両週刊誌がそろって皇室関係者の出来事を重大なスキャンダルかのように報じています。
これは、国民の尊崇の対象でもある人々を辱め、貶めることを目的にした極めて卑劣な行為です。
彼らは今までも毎週のように著名な政治家や芸能人の個人的な出来事を探り回り、彼らの地位や立場を失わせるような記事を書いてきました。
あたかも人のプライバシーを暴くことが権利であり正義であるかのように主張しているのです。
彼らには、人を貶めることで自分自身が優越感を感じたり、嫉妬心を満足させようとする人間のもっとも醜い感情があります。
また、その記事を愉快に思う読者にも同様の感情があるのです。
しかし、週刊誌には、政治家の政治生命を奪ったり、芸能人の芸能生活を辞めさせたり、また、妬みの対象となった人たちの人生を奪う権利などあろうはずもありません。
人のアラを探し回り暴くことは、言論の自由や表現の自由ではありません。
ましてや報道の自由などと言うことでは決してありません。
彼らの言論は単なる「アラさがしと悪口」以外の何ものでもありません。
「言論の自由」を隠れ蓑にして自分たちの卑怯な行為を正当化しているだけなのです。
実は同様のことはメディア全般に言えることです。
記者の個人的な政治思想や鬱憤が記事になり、それが国際問題にまで波及していることもあります。
メディア関係者のこうした姿勢は、いずれ自らの活動の範囲を狭めることにつながります。
社会に対する正確な視点や、人に対する洞察が伴う良識ある言論の発信ができるメディアの出現に期待しています。
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