赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

メディアとプロ市民は裏当選の請負人——兵庫県知事選③

2024-11-19 00:00:00 | 政治見解
メディアとプロ市民は裏当選の請負人——兵庫県知事選③



まず、最初にX(旧ツイッター)の投稿文をご一読ください。

ちゃん社長@Malaysiachansan
稲村和美は自滅だね。序盤あれだけリードしていたのに、有田芳生やしばき隊の様な左翼の権化を呼んで、相生市長も机をバンバン叩いて自らパワハラを披露していた。彼らを見て「取り巻きがヤバい」と思った有権者も多いはず。稲村支持者は「斎藤ガー」と叫ぶ前に、自らの身の振り方を反省すべきだよ。

どこかの隊長💯🔥@O0XO0X0OX0O
斎藤元彦氏当選の一番の要因は、反斎藤派がアホ過ぎたこと。
退任時に一人も見送りに来ない県庁職員、非常識な表明を出した現役市長たち、稲村和美を支持するしばき隊、偏向報道のマスコミ。これらに対するヘイトが、斎藤元彦氏の再当選を後押しした。マヌケ共がw

また正義が勝ってしまった!@Schwalbe_Kikka
稲村和美を応援する為に全国からしばき隊が集まって来て、斉藤元彦陣営の街宣に凸りまくったら、そら稲村和美の票が逃げるのが、当たり前だろ。まぁそれにしても無能な味方のしばき隊よく頑張った!お陰で斉藤元彦ゼロ打ち勝利!正義は勝つ!

ホットケーキくん(ペーパーハウス チャンネル)@hotcake_kun_
・序盤は圧倒的にリード 
・ArcTimesや鈴木エイトらが応援 
・しばき隊や菅野完、環境保護団体などが暴走 
・対立候補に統一教会レッテルを貼る 
・対立候補の演説妨害
・候補者が暴走を半ば放置 
・最終盤にパワハラ気質の対立候補に抜かれる という展開は都知事選と似てますね

あーぁ@sxzBST
稲村和美「斎藤候補と争ったというより何と向かい合ってるのかなという違和感があった」
よく分かってんじゃん。あなたが途中から有田芳生や大椿ゆうこ、しばき隊や相生市長と向かい合っちゃったから落選したんですよ


メディアの同調圧力=世論操作がきかない

今回の兵庫県知事選、筆者には、斎藤元彦氏の追放を企てた利権集団が、配下のメディアを使ってうまく斎藤氏を排除したにもかかわらず、利権集団の核心部分(稲村和美候補を支持すると表明した22市長)を出したり、プロ市民を動員したり、挙句の果ては、汚れ仕事を請け負うしばき隊などを繰り出すなど、あまりにも斎藤知事を追い詰めようとした反動が逆効果になったのではないかと思います。

このことから言えるのは、第一に、メディアがいくら扇動しても50代以下には何も影響をあたえられなくなったこと、第二に左翼の得意なプロ市民運動家の登場がかえって逆効果になるということ、をそれぞれ証明したのではないかと思います。

第一の、メディアの扇動が効かなくなったという点は、すでに当ブログでも『一番の敗者はメディア——兵庫県知事選が物語るもの①』で述べていますが、本文中に引用した松下友樹さんのXがすべてを物語っていると思います。

——衆議院選挙も兵庫県知事選挙も共通しているのは テレビ新聞洗脳勢の60代以上が メディアの偏向報道と世論誘導に完全に乗っかっていること。SNSで情報をとっている若者にはメディアが隠す真実が伝わっている。若者が選挙に行けばメディアと組織票を凌駕できる。――


ここで思い出すのは。かつてイザヤ・ベンダサンのペンネームで一世を風靡した山本七平氏の『「空気」の研究』です。そこには、「日本社会における『空気』という無形の同調圧力が人々の行動や意思決定に与える影響、すなわち、その場を支配する「空気」が論理や事実よりも優先される場面が多く、それが時には個人や集団に大きな影響を及ぼす」ということが書かれています。

この「空気の論理」に従えば。兵庫県議会とメディアはだれかの指金と同調圧力で斎藤糾弾一色となり、反論することも許されない雰囲気になりました。事態を傍観していた兵庫維新も斎藤知事を見捨てて不信任案に賛成しましたので、議会とメディアが支配する「空気」がいかに凄まじいものであったかは容易に想像できます。

この「空気感」が序盤の知事選を支配していたのは間違いないのですが、気が付いてみれば、終盤は斎藤知事の圧勝ムードに変わっていました。この原因はSNSにありますが、裏を返せば、メディアの信用失墜が大きな要因となっています。

いままで、嘘でもあっても、メディアの力を誇示して情報を無理やり押し付けていたのですが、これがもはや通用しなくなりました。特に、テレビ局が正しいと見せかけた報道内容が、動画の証拠付きの映像や海外の実際の放送やデータの引用で、すぐに否定される事態が増えています。

もはや、メディアが信用できない時代に突入しているわけです。これがもたらす未来映像はスポンサー離れによるメディアの倒産です。今回の兵庫県知事選挙でこの事実は明らかになりました。メディアによる同調圧力=「空気」の醸成はもはやできなくなってきたのです。

その意味で、斎藤知事の圧勝は、自分を貶めてきたメディアに復讐を果たしたと言えるでしょう。


傭兵のプロ市民、汚いことを何でもやるがそれが敵陣営に勝利をもたらす

さて、第二の問題点であるプロ市民運動家の存在が選挙に悪影響を及ぼすという問題です。

「プロ市民」とは、本来の意味での「普通の市民」を超え、政治活動や社会運動に積極的に関与し、これを「職業」または「専業」のようにしている人々を指します。反日イデオロギーを振り回し、政治や社会問題に積極的に対して激しい活動を行っています。

彼らはボランティアではありません。裏に資金提供者がいて彼らの活動を支えています。その資金源は豊富で、立憲民主党などの政党、外国人が関係する団体、さらにはNPOなどが公的に援助される組織の資金の一部(いわゆる公金チューチュー)などが知られています。

ただ、表に出ているのは、政党などからの援助で収支報告書を見ればわかるのですが、外国人が関係する団体やNPOについては詳細は分かりません。ただし、NPOからの資金が流れているのは確かで、NPOの資金の流れを精査して公表しようとする人には、必ず彼らが攻撃をして、別件を仕立てて「裁判沙汰にする」と脅しをかけてきますので、当然、探られたくない何かがあるのです。実にわかりやすい。

そんな彼ら、プロ市民活動家が選挙運動に出てくると、選挙戦は暴言と暴力の渦に巻き込まれます。冒頭のX投稿を読み返してみてください。そこにある選挙戦は実に醜く、汚れています。そんな状況を見て、普通の有権者は、彼らに反発を覚えるだけでなく、誹謗中傷される陣営に同情するのは当たり前のことです。

ここにも面白いXを貼り付けます。

HT@gCNvpypzvGcD56z
しばき隊「稲村応援団、しばき隊参上!」
兵庫県民「あー…」
有田芳生「稲村和美さんの応援に馳せ参じました!」
兵庫県民「はぁ…」
大椿ゆうこ「稲村和美さん、一緒に頑張ろう!」
兵庫県民「えぇ…」
午後8時、ゼロ打ちで斎藤元彦当確
兵庫県民「ふぅ~」
兵庫県民お疲れさま

しかし、彼らにはそれがわからないし、わかろうとはしません。なぜなら、周りからどんな目で見られようと裏で指図しているものの支持に従わねばならないからです。報酬の対価として活動しているから仕方ないのです。いわば戦場で平気で人殺しをする傭兵なのです。

したがって、彼らが出てくれば一般人が引くのは当たり前。しかし、裏返せば、彼らがでてくるところ、その対立候補が当選する確率はずっと上がります。いわば、裏当選の請負人かもしれませんね。


ここまで書けば、もはやどなたもご納得いただけると思います。兵庫県知事選でメディアとプロ市民による選挙操作の時代は終わりました。もはや後戻りのできない劇的な変化です。

まだまだ、メディアやプロ市民はそのことに気づいていないので抵抗は一層激しくなるでしょうが、所詮は最後の悪あがきにすぎません。これを機に日本の選挙運動も大きく様変わりをすることでしょう。
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