中居報道でパンドラの箱が開き、メディアの災いが飛び出した
客観的に見せかけた主観の破綻
赤峰和彦の2025年の大予言
①オールドオールド・メディアの信用失墜が確実なものになる。
1.米大統領選挙の全米メディア報道となぜか兵庫県知事選のメディア報道はシンクロしていた。
2.トランプ政権誕生とともに、全米メディアは信用を失墜。
とくに、米民主党に肩入れしていたメディアの凋落が激しい。
これと同じことが兵庫の事例から想起され、日本メディアも国民に相手にされなくなる。
3.日本では左翼メディアが大打撃を受けるが、ナベツネ後の読売は思想統制ができなくなり、
韓国人支配のフジテレビはスポンサー離れが激しく倒産の危機に陥る
実は、フジテレビ問題、オールド・メディアも全く気が付いていないのですが、フジテレビ一社の問題ではなく、メディア業界を揺るがす大問題であるのです。それは、予言①の「オールドオールド・メディアの信用失墜が確実なものになる」という大問題に直結しているからなのです。
これまで、オールド・メディアは、「言論の自由」を駆使して、自分の気に入った情報は客観性をまとって報道し、意に沿わない情報は無視するという姿勢を貫いていました。
気に入る、気に入らない、の基準はメディアの政治的立ち位置で決まり、国際的なレベルで言えば冷戦期はソ連寄り、それ以降は中国寄りが基準で、アメリカは常に批判される側に位置していました。
また、国内で言えば、正義はいつも反自民にあり、自民を批判することが報道として正しいというスタイルで、これは今も変わりません。
そして、報道をする際は、その報道がいかに客観的で公正中立であるかのように装っており、あらゆるメディアが学者やコメンテーターを動員して客観性を装うのですが、呼ばれた学者やコメンテーターは呼び込んだ側の代理人にほかなりません。だから結論は起用したメディア意見にいつも落ち着きます。
しかも、よくよく考えてみれば、メデャア報道そのものが主観的であることは免れません。なぜなら、記事を書く人がだれであれ、公正中立な立場を貫けるわけではありません。ご自分を例にとっても、自分の発信する情報が「中道である」と公言する自信はないはずです。
ましてや、いつも政治的にニュースを拾って、記事を書いているメディア人が、バイアスもなく公正中立な記事を書いているかどうかは甚だ疑問です。
そこにあるのは「客観的に見せかけた主観」にしか過ぎないのです。
もし、そうではないと言うのなら、メディアの意見とは正反対の人を呼んで、メディア側の御用人と激論を交わすべきです。テレビのワイドショーを見ても、立場の違うコメンテーターが激高して激論になる場面を誰も見たことがないのは、メディアが最初から自分たちの主張を予定調和させているだけなのです。
オールド・メディアの信用失墜
大分以前から、オールド・メディアの信用が地に落ちてきたと言われていたのですが、それが顕著になったのは、世界的スケールの米大統領選とローカルスケールでの兵庫県知事選です。両者間には関連性など全くないのですが、オールド・メディアの世論操作失敗と信用失墜という点で妙にシンクロしているのです。
実際、米大統領選挙ではカマラ・ハリス一択ともいえるほどのキャンペーンを全米メディアは行い、トランプ氏の再選などはあり得ないとの報道が目立ちました。日本でも現地の声を取材せず、全米メディア記事を翻訳するだけのこたつ特派員記事を鵜呑みにしたオールド・メディアは恥をかきました。自分の気に入る記事ばかりしか見ていなかったのです。
『人は見たい現実を見る』というわかりやすい事実をオールド・メディアが示してくれました。
その後、全米メディアはトランプ氏の盟友イーロン・マスク氏を叩きはじめました。イギリスの有力紙「ガーディアン」はSNSのXについて「有害なメディアプラットフォームで、イーロン・マスク氏が政治的な言説を形づくるのに利用している」などを皮切りに、ドイツの大学などが一斉に「価値観 相いれない」として、Xへの記事の投稿を取りやめることを明らかにしています。
一方、兵庫県知事選挙でも似たような現象がありました。オールド・メディアが連日、斎藤知事を叩き、政治的な抹殺をはかりました。すさまじいほど、かつ、執拗に叩いたのは、うらに相当の利害関係があったからだと判断できます。
しかし、斎藤知事、当初の大苦戦を覆し、出直し知事選、再選を果たしました。それでも、斎藤知事が再選を果たしても、オールド・メディアの斎藤批判はやみません。これもトランプさんと同じです。
そして、オールド・メディアはM斎藤知事再選の原動力になったSNS批判をはじめました。彼らは、「SNS投稿が過激で誤った内容が含まれ信ぴょう性が乏しい情報もある」として危険性を指摘してきたのです。
しかし、そのような「危ない情報」になぜ、有権者は信頼し、投票行動を決めるのでしょうか。そして、なぜ、テレビや新聞などのオールド・メディアを信用しなかったのでしょうか。
一言で言えば、オールド・メディアの信用が失墜しているからです。しかも、中居問題でフジテレビは対応に失敗し、これが業界全体の信用失墜に拡大しようとしています。
とくに、フジテレビの女性の性接待の風土を作ったと噂される港社長が出てきて、何も真相を語らない記者会見は愚かの極みでした。
しかも、記者会見は、そこに参加できるのは主要な新聞社、テレビ局、ラジオ局の記者で週刊誌やフリーは参加できす、当初「カメラなし、ペンのみでの会見にできないか」と求めていたようです。
最終的には、スチールカメラでの撮影は時間を限ってOKになったようですが、生配信、生中継はNG。質問ができないオブザーバーで参加のテレビ局は映像撮影さえもNGになっていました。つまり、閉鎖的会見をさらに規制していたのです。
また、会見の内容は、大半の質問に『プライバシーの保護や今後の調査対象であること』を理由に回答を控えていた」、被害女性の報告で昨年6月に把握しながらも、中居に聞き取り調査をせず、レギュラー番組を続けた理由についても「女性のプライバシーを守るためだった」などと釈明に終始したようで、記者会見を開いた意味などないと言われる始末でした。
この記者会見の体質、フジ以外でも同じだと思いますよ。
大手企業が社会的に不始末を犯した場合、社長が記者会見を開いて世間にお詫びしますが、テレビ局が不始末を犯した場合、社長は出てこず、女性アナウンサーがお詫びして片づけるのを常態としていただけに、オールド・メディア、とりわけ、テレビ・メディアの「都合の悪い事実」の報道は行われません。
しかし、SNSが発達した今日、「天網恢恢疎にして漏らさず」で必ず悪事がバレる世の中になり、オールド・メディアの都合の悪い情報が世に出回ることになります。これが、オールド・メディアの真実を暴くことになり、かれらの権威は失墜することを意味します。
『自分が世の中を動かしている』といううぬぼれがSNSの前で見事に打ち砕かれる時代になったのです。
もうしばらくすると、あなたは、知識も教養もない偏見のかたまりの、いかにも程度の低い連中に騙され続けてきたかを目の当たりにするでしょう。いい時代がきたのかもしれませんね。