赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

コロナ拡大の要因はテレビにある コラム(332)

2020-07-17 14:37:27 | 政治見解



コラム(332):コロナ拡大の要因はテレビにある


メディアは不安や憎悪想念の発生源

国内ではコロナ感染がぶり返してきています。その大きな原因の一つは、メディアの存在にあります。

当ブログでは、「コロナウイルスは、人々のネガティブな想念(不安、恐怖心、欲望、執着、憎悪)に同調して力を増してくる」、「人類の集合的なマイナス想念が形を変えて蔓延しているだけだ」と繰り返し述べてきました。

このことは、裏を返せば「コロナを収束させるには人々のネガティブな想念を捨てればいい」ということを言っているわけです。したがって、コロナ禍を収束させるにはネガティブな想念の発生源であるメディアに極力触れず影響されないようにすることが何よりも大切なことです。

なぜなら、メディアは報道によって人びとの心に不安や不満を植え付け、それが人間相互の疑心や不信を広げ、人々を憎悪感情のとりこにさせてしまうからです。

現在、感染が急速に拡大している中国、アメリカ、ブラジル、ロシア、アフリカ諸国に共通する特徴は、人権弾圧、人種差別、あるいは民族問題の不満が渦巻いています。

コロナ禍をきっかけに政府への不信、人間相互の憎悪は激しさを増しています。また、それらの問題が報道されるたびに、その報道を人々目にする人々に憎悪感情や不安が蔓延します。

それだけにコロナ問題は、第二波、第三波と想定される流れではなく、人びとの心が平穏で安らかな気持ちに戻らない限り、絶えることなく継続するのです。

日本も例外ではなく、国民の大多数の心の相互不信や憎しみが薄れない限り、長い期間コロナ禍が続くことになるのです。

したがって、くれぐれもメディアのしかける不安感情に煽られることのないよう注意することが大切です。


メディアの犯罪行為

実際、メディアがいかに人の心に害悪をもたらしているか、最近起きた実例をあげます。

7月14日のテレビ朝日系列『羽鳥慎一モーニングショー』では、「(東京におけるコロナ感染陽性者のうち)479人の入院・療養調整中の患者の多くと連絡が取れていない」と放送しました。これは、全国民の不安を招きかねないほどの衝撃内容でした。

これに対し、小池百合子都知事は「そんなことはありません。今日の時点で連絡が取れなくなっている方は1名です」と強く否定しています。

東京都議会議員のおじま紘平氏は「羽鳥慎一モーニングショーではこれまでも、コロナ関連のデマを流した前科があります。その都度、東京都としても抗議をしてきましたが、地上波で流れているのが不思議なくらい情報の精度が低いです。正しく恐れたい人は、見ない方が吉です。本当に迷惑しています」と語っています。

以前にも東京都議会議員の川松真一朗氏は「(4月28日の)モーニングショー玉川氏が『土日は民間しかPCR検査を実施していない。』との発言は問題ではないか。この発言の根拠と誰がそんな事を言ったのか明確にしてすべき。土日は一般的に民間の数が減る。都の健康安全研究センターは動いている。都職員はこれの苦情対応で時間が取られる」と苦言のツイートをしていました。

悪意をもって国民に不安や恐怖心を植え付けようとするのはテレビ朝日だけではありません。NHKはじめ全民放局に至るすべてのテレビメディアに言えることです。

メディアは、人びとの不安を煽ることで対立や敵対意識を持たせたいとの願望があります。騒ぎが大きいほど「絵」になるシーンが取れるからです。

メディア従事者の根底には、他人の不幸を見て愉快になる人たちが数多く集まっています。いわば、愉快犯の集団です。コロナ騒動で多くの人びとが右往左往して大混乱に陥り、暴動や争乱に発展することがうれしくてたまらないのです。いかにも感染の広がりを心配するかの姿勢を装いながら、実は人びとの不安を一層かきたてようとしています。

戦前の朝日新聞が国内の不安や不満を煽り立てて戦争世論を喚起し大東亜戦争に突入させた過ちを、いままた朝日を中心にした全メディアが繰り返そうとしています。


メディアウイルス

さらに、メディアは、コロナ禍で深刻な事態に陥った責任を誰かに転じさせて攻撃します。政府であったり他国であったりするわけです。実はその行き着く先が戦争なのです。

無節操さと卑劣な情報で不安と憎悪をまきちらすメディアは、実はコロナウイルスと同質で「メディアウイルス」そのものであることに人々は気づいているのです。

コロナ禍は人類史に残る大事件になると思います。

皮肉なことに本当はメディア自身が世界を混乱に陥れるウイルスそのものであり、近いうちに善良な人々の心によってそのウイルスが滅ぼされることが筆者には予感されます。



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