赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

宜野湾市長選挙は公明正大に コラム(124)

2016-01-20 00:00:00 | 政治見解


4コラム(124):宜野湾市長選挙は公明正大に

1月24日、普天間基地を抱える沖縄県宜野湾市の新市長が決まる選挙がおこなわれます。現職で自民・公明が推薦する佐喜真淳氏と、新人で翁長知事が支援する志村恵一郎氏が立候補しています。

米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設を容認する人たちが佐喜真氏を、反対派が志村氏をそれぞれ支援し、辺野古移設を進める政府と、反対する翁長雄志沖縄県知事の対立の構図がそのまま宜野湾市長選に持ち込まれます。

なお、4年前の市長選挙は現職市長の病気療養による辞任によるもので、自公推薦の佐喜真淳氏が、共産・社民推薦の元市長・伊波洋一氏に対し、900票差で勝利しています【※1】。

【※1】2012年の当日有権者数:69,926人 最終投票率:63.90% 
佐喜眞淳 無所属新 22,612票 50.60% 自由民主党、公明党、新党改革 推薦
伊波洋一 無所属元 21,712票 49.40% 日本共産党、社会民主党、沖縄社会大衆党 推薦


有権者増という不思議な構造



沖縄県と宜野湾市の有権者数は、全国平均に比べ大きく増加しています。首都圏に人口が集中する中で、沖縄県と県下の都市が人口増加しているのは異常と思えます。以下の図をご覧下さい。



増加率が1%を越えているのは、意図的な住民異動があったからです。
宜野湾市長選挙の有権者数が、2014年の総選挙比較で1196名、前回の市長選とでは3667名も増えているということは、実態の無い架空住民が大量に存在することを意味します。


投票行動分析

宜野湾市有権者の投票動向を、2014年の知事選、同年の総選挙から分析しました。図表をご覧下さい。



前回の市長選が900票差ということから、辺野古容認派も反対派もほぼ同じということになります。

さて、知事選では不明として分類された票がありました。下地幹郎氏(現おおさか維新の会)が持つ得票数です。この票が今回の選挙で容認派につくのか、反対派につくのかで決定的な差が生じると思われます。

この票が容認側に動けば、住民異動による偽市民の1200票があっても容認派が勝利します。

つまり、下地氏の母体であるおおさか維新の会がキャスティングボードを握っていることになります。


不正投票の徹底監視を

国防は国策で判断すべきもので、それを地方選挙で問うという構図を作り出した翁長知事と日本共産党の考えは間違っています。

彼らの真の目的は、基地問題によって生ずる権益の独占と、基地問題を政権批判に利用しているだけなのです。

したがって、彼らは選挙に勝つために手段を選びません、期日前投票にはなりすましが投票所に出向き、当日の投票所では替え玉が投票を行います。さらに、開票作業では集計を不正に操作するのです。

厳密な選挙管理者の選定はもちろんのこと、不審な人物の投票には厳しいチェックをすること、開票にあたっては自動集計マシーンを使うこと、住民が開票作業状況を録画することなどの体制が大切です。

今回の宜野湾市長選挙では、これを利得勢力に勝たせてはなりません。
また、中国による日本侵略の橋頭堡にさせてはなりません。

宜野湾市の良識ある市民の行動を信じ、佐喜真氏の勝利を心から願っています。



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