元気象庁から作家に転身した新田次郎の小説。
映画化もされている。
日本軍の冬季越冬訓練?の一環として行われたが、計画性のない強行軍で多くの死者を出した。自然の前に人間が如何に無力かを緻密な描写で描いているが、元気象庁職員だけあって、冷静な筆致で伝説の悪しき訓練をあぶり出した。
「天よ我々を見捨てたもうか」と言う台詞が心に残った。遅速台風、弾丸低気圧など当時は聞き慣れない自然の猛威、予測不可能な事態に巻き込まれた時の山岳小説なども有名。
槍ヶ岳遭難立ったと思うが岩登り途中で滑落した友人の死、どうしても命綱を切れなかった男の遺体が岸壁の中腹にぶら下がったままで苦肉の策として考えられたのが自衛隊のスナイパー達がその綱を狙って打ち落としたという実話等もあるそんな影響か大学では山岳部に入った。前々年に海外で遭難事故を起こしたのだが、止めなかったのは入部志望者の中では私の母だけだった。山岳部と言いながらも崖登りが面白かった。お城等に行くとあっさり上ってしまい警備員におこられたなぁ
映画化もされている。
日本軍の冬季越冬訓練?の一環として行われたが、計画性のない強行軍で多くの死者を出した。自然の前に人間が如何に無力かを緻密な描写で描いているが、元気象庁職員だけあって、冷静な筆致で伝説の悪しき訓練をあぶり出した。
「天よ我々を見捨てたもうか」と言う台詞が心に残った。遅速台風、弾丸低気圧など当時は聞き慣れない自然の猛威、予測不可能な事態に巻き込まれた時の山岳小説なども有名。
槍ヶ岳遭難立ったと思うが岩登り途中で滑落した友人の死、どうしても命綱を切れなかった男の遺体が岸壁の中腹にぶら下がったままで苦肉の策として考えられたのが自衛隊のスナイパー達がその綱を狙って打ち落としたという実話等もあるそんな影響か大学では山岳部に入った。前々年に海外で遭難事故を起こしたのだが、止めなかったのは入部志望者の中では私の母だけだった。山岳部と言いながらも崖登りが面白かった。お城等に行くとあっさり上ってしまい警備員におこられたなぁ