近隣との付き合いもなく、砒素を旦那が舐めては発作を起こし保険金を騙し取って生活していた和歌山の
林健二。身体に障害が残り生活保護を受けていたと言う話もあるが、その妻である林真須美死刑囚なのだが
これは「和歌山毒入りカレー事件」として世に知られた事件である。
夏祭りに集まる人達の為に近隣の主婦がカレーを作り順番で、そのカレーの番をしていたらしい。
そして、いざカレーを食べたら体調を崩す人が続出し死者がでたのである。何故そうなったのか原因を探ると
カレーに砒素が混入されていた為だとわかり以前にねずみの駆除業者だった林が怪しいと言う事になった。
自宅から砒素が検出された為に、カレーの番をしていた真須美が怪しいと言う事になり逮捕、死刑が確定した
事件である。
この事件で、旦那の健二も詐欺罪で逮捕された。そんなこともあり、世間の目は「多分、そういえば」という思いが
強くなり、1人でカレーの番をしていた時にカレーに砒素を入れたに違いないという状況証拠だけで、
死刑が確定したという不思議な事件であると思うのだ。
終日自宅周辺にマスコミがたむろしていて、そんなマスコミに対して庭の水遣りついでに水をかけたりしていた
機材に水は厳禁であり、あわててカメラを守ろうとするマスコミ陣、しかし庭に水をまいたのがたまたま
報道陣にかかったと言われれば返す言葉がないようななかなかの悪知恵をみせていたのを覚えている。
マスコミのえげつない報道は、「推定有罪」的である。同様に三浦和義(ロス疑惑 日本では無罪となるが
アメリカで過去の事件を再調査するチームがあり護送後自殺)松本サリン事件(被害者である河野氏に対し
犯人扱いした報道)など数多の犯罪でマスコミの過熱報道が事実を歪めているということがある。
ところで、毒入りカレー事件は、推測が証拠採用されている点が多すぎる。
動機も「近隣住民から無視されていたので腹いせに」という推測である。しかし、事件当時2億円の金があったと
夫の健二が証言している事など新たな事実が出てきている。
2億はもちろん詐欺で得た金だが、2億のお金があれば近隣とのトラブルの不満などは我慢していた方が
得策であると思う方が整合性がありそうだ。
事件後に林宅は放火にあっている。素人推理だが、この犯人こそが真犯人ではないかと思うのだが?、