平成生まれの人達からすれば、昭和というのは大昔のことのようだ。
それに、例えばワープロ(ワードプロセッサーという文章専門の機械)とかフロッーピーディスクなどは
今の15歳位の人に対しては全く知らないものに分類されるらしい。
また、昭和の大事件とか犯罪の特集などが相続いていて放送されているのだが、その目線から
昭和を振り返るだけなのだとしたら、私がよくネタ?の元としていた「犯罪の昭和史」というもの
広辞苑2冊分位の厚さの本と同じなのでは?などと思うのだがテレビ局は画像をアーカイブしている
のでその強みもあるし時代が動いた瞬間というのを共有した記者たちがいるので的外れだろう。
たけしのアンビリバボーでもいくつかの事件を取り上げていたが、取り上げた事件の大半は死刑が
確定して、かつ執行されたものという共通項がある。
個人的にはなんで「グリコ森永事件」と称される未解決事件を取り上げないのかなと思う。
身代金目的の誘拐事件が発端だが、グリコの社長を風呂場から強引に連れだしたという、日本では
あまりない大胆な手口、かつ「かいじん21面相」と名乗る犯人グループの、警察への挑戦状の数々
そして、実際に身代金を強奪するために、高速道路を使いその下の道に金を投げさせようとしていた
大胆かつ周到な手口などがあり、実はこの時に警察が失態をして犯人グループのものと思われる
車を逃してしまった事など、劇場型犯罪のさいたるもので当時はマスコミも大々的に取り上げた事件だが
時効が成立してしまった事件だ。刑事・民事の時効が成立しているので犯人の誰かが実は私がと
名乗りでてくれないかなぁ~と思うが、一連の事件で裏取引で犯人たちが金銭を受け取っていたのでは
ということも囁かれたが、真相は闇の中から出てこない。こいういう事件を現代の捜査手法で再調査
すれば、ビデオに写った不審な男の素顔も解析できるかもしれないのだが?