正論ちゃう?正論webBlogトップページです。  嶌田法海華(Simada.Norika)

常識とは何?何気なく使う言葉の危うさ。噛みつき亀風味でもの申す。脱線ご容赦。あくまでもお馬鹿な私の私論です。最近ボケ気味

純愛  VOL33 (美奈子に魅かれて)  或る伏線が

2016年03月20日 19時19分50秒 | 交友録というか・・私が出会った人々

   体調があまりよくないように思えたので心配をしていたが、

確かに美奈子のいうように出産までの期間を考えると、「子供が欲しい」

という話を無視するのは虫の良い話なのかもしれず自然に任せることにした。

細かく書かなくても良いと思うので、したいとお互いに感じたときは

愛し合うことにした。そんな時に、どんな家庭になるのかなぁ~とか

その前に結婚式をどうしたいかなどを話していた。ただ、美奈子の体調が

なんとなく芳しくないのだが、何度聞いても

「大したことがないので心配しないで」と繰り返すばかりで美奈子

らしくないのだった。

さて、式場の手配とどんな式にするのかは、美奈子に出向いてもらって

ある程度の目鼻はたった。今改めて思うのは、美奈子一人で・・・が

本当は二人で行くべきだったという事。そういう肝心なことが

できていなかったので可哀想な事をしたと思う。

ホテルの専務には話を通しておいたのだが、

フリーゆえに仕事をいただいたものを断ることができずにいたのも事実で

しかも 世帯を持つ以上は、なおの事仕事をしなければならないし、

それである程度安定した生活が必要だと考えていたので、1年以後の

を予約すれば それはそれで理解してくれると思っていたし

、実際に何月ごろと決まったのでそこあたりは 仕事の空白期間を設定した。

でも挙式を含めて5日間しか予定を空けることができないので、

慌ただしく旅行に行くよりもその数日間は、新居で過ごそうと提案して

みたら、それでいいよと承諾してくれた。最初からこんな状態でよいのか、

もしかしたら普通の会社員等と結婚すればもしかしたら美奈子にとっては

幸せなのかもしれないと考えることもあった。しかし、いやなことは

はっきりと嫌だと意思表示してくれるので、それに何よりも私は美奈子の

事しか眼中にはなかったし、最初の頃とは違い「愛してるよ」と

ストレートな言葉が云えるようにもなったのは美奈子のおかげだと

じていたし、その他のことでも精神的な支柱になっていた。

「もしさ、子供ができて成人する頃には僕は50のおっちゃんだょ~」

なんて話したこともあるが、生涯独身でとかたくなに

決め込んでいた私にも赤い糸があったんだなぁ~なんて思うこともあった。

そこに風穴を開けてくれた美奈子なのである。

「あのさ、結婚して一段落したら、僕のおんぼろスタジオの自慢の

看板娘になってね」

「もちろん、美奈も一人で家にいるのはつまらないからオッケーだよ」

「思いっきり自慢できそうだ・・いつの間にこんなにかわいい彼女を

射止めたのとかいわれるかも」

「なぁんだ、そいういう理由だけなのね、ちなみにだけど射止めてあげたのは

美奈じゃんかよ・・ったくすぐ調子にのるんだから、困ったものだなー。

一応美大で写真もやったんだからねっ」

「じゃぁ代わりに頼むか」

「いや スケジュール管理とお金の管理にしておく、でもさー今度

ちみの実家案内してあの塀の長さは相当なものだ。それに美奈は

お義母さんと一緒に住んでもいいよ。お酒飲めるしねぇー。実は電話で

いろいろと話をしていて 笑いが止まらないのよね。

冗談だと思っていたけど、内線ができる電話が出るまではあれなら

トランシーバー・・確かにありだねぇ~。同居してもよいんじゃないのかな

電話で お義母さん今からお酒飲みましょ といってちみをさかなにして

お酒を・・・」

「狙いはそこか・・。やっぱりお酒は飲むんだね」

「だって体の潤滑油みたいなものだから・・・。いいじゃんかぁ」

「駄目とはいっていないし、仲良く過ごしてくれれば どっちの家に

とかは こだわらないけど。庭にはかなり凝った。母の部屋の周りは

和風で こみちを歩けば四季折々の花が咲くし、途中からだんだん

洋風になる。この洋風の部分は 英国王室ガーデニング協会の会員の

知り合いにデザインさせた。だから、リビングからは和洋折衷となる。

といっても 庭を愛でる時間はないので・・・」

「そうだねーていうか 単なる浪費じゃんか」

「まぁそうだけど、でもさ、物撮りとかを庭でできるようにしているので

 一概にはいえないよ。本当はさー建て替えたいんだけれど、フリーは

退職金もないし 美奈と出会うまでは生涯独身だろうと思っていたので

まぁ定年もないけどさ・・・。今のペースだと体の負担が大きすぎるけど

もらった仕事は大事にこなしているけど、痛み止めの筋肉注射、

医者は休めというのだけど 無理をいって打ってもらったりしてた・・・。」

「ええーまだ30になってないのに・・。そんなことしてたら駄目だよ

人生長いんだから・・。」

「みーがあのおんぼろスタジオで看板娘になれば、そんで写真の基礎は

知っているっていっていたから、どーぜん助けてもらおうかと思って

いたんだけど、あっさり拒否されたし・・・。ぶつぶつ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。