型物の撮影で笑顔を写すこと、少なくとも口を結んで仏頂面の記念撮影をぶっ壊しはじめて、
さらに結婚記念日、サラダ記念日、家族の変遷(毎年元日に)とか、ペットと一緒にと何からなにまで
ともかく昔のように義務で写す写真は面白く無いよーー、自宅に飾れる写真を目指していたことは書いたが
いよいよ、忙しくなってきてフジのGX680を2台フル稼働させて一日中食事もできずに撮影していることが
多くなった。フジのプロ部の後押しもあったが、撮影したら自分達で気にいったものを好きなサイズにプリントする
今では当たり前の写真の撮影方法だが、はっきり言いますと「それは私の苦労があったから」なのです。
最も、夕方になればさすがに落ち着いてくるので、物撮り等はそれが終わってから・・・・だったりして、真剣勝負
だらけの日々が続いて行くのだった。
特に気に入った写真等はプリントアウトして、撮影された方の同意を得て、入り口付近の壁などに飾ったりした。
と、そのご近所さんたちも、写してみようとなるらしい。
食べ物やなどとは違って、これで今日はおしまいとはいかないが、予約が原則にしていたが、結局予約時間を
守れる人とそうでない人が来たり、予約外の人が来たりするので、何月何日に予約を受けても、
それはもし予約外の人が来たら先に写しますということにして、準備ができたら来た順にすることにした。
たまに連休が続くとき、予約外の人が余りにも多すぎて、フィルムが足りなくなりそうな事があった。
「やばいなぁ~」と思ったので、元アシスタント君にプロラボに100本程度のブロニーフィルムを買ってくるよう頼んだ。
ただ220フィルム自体はどちらかと言うと使う人はあまり多くないので、近隣では手配ができないのだった。
220にこだわるのは、ブロニーフィルムを使う人なら分かると思うが、120型と違って、フィルムの裏に厚紙が無い
為にフィルムと圧板の密着率が違うのである。もちろん、120の倍の枚数を写せるのでフィルムチェンジの時間が
少なくて済むのだ。足りなくなりそうで・・・と思ったので、一緒にアートスタンドPRO77に乗せてあるシノゴを
使うことで結果的には間に合った。私は、メインはブロニーで写していたが、写される本人や家族が良い表情を
しそうな場合は、シノゴを使っていた。ピント合わせからシャッターを切るまで最速で15秒、時たまポジがホルダーに
入れっぱなしということもあったが・・・こういう場合は縮小デュープという方法でネガをつくった。
相手をリラックスさせるためには、相手より下の立場で写せば良いのである。それだけで、良いのである