行政が行う閲覧制限だが、これも実は形式的なものだ。加害者が被害者の住所などを調べようとした時には
拒否できるのだが、加害本人以外ならば閲覧とか聞き出すことは可能なのである。
今回は探偵が捕まったが、探偵業というのはさまざまな脱法行為をしなければ情報を得ることができないはずだ。
過去にも被害者が殺害された事件は多いが、探偵を使って探し出すというケースがあったのに放置されていた。
閲覧制限はしてておく必要があるが、どこまで現実に即しているのかといえば、おのずと限度がある。
配偶者暴力とストーカー規正法は3年に一度の見直しがあるのはせめてもの救いかもしれない。
「人探し」をネットで行っていたそうだが、「お世話になった人を探している」と書き込めば、それならばと
答えてしまう人もいるだろう。
でもネットで知り合ったというパターンが少なからずあるのだが、どういえばよいのか?友達以上の関係を求めずとも
相手はどう考えているかわからない。友人知人何らかの縁がある人というこれまでの概念がなくなり、
たまたまその人達のほんの一瞬しか知らないのであり、リスクは大きい気がする。
誰かとどこかで現実的に繋がっていれば「あの人は怒ると何をするかわからない人らしい」などという情報がはいるかも
しれない。良い情報も悪い情報も人を介して聞くことができることが多いのに対して、ネットで気が合うとしても
それはその一瞬のことであり、ネットで作り上げた架空の人物像かもしれないのだが確認しようがない。
仮想空間の仮装人物像だけを頼りにしてしまうのはやめておくべきではないかとおもう。