やっと話が進んだしプロポーズらしいことも言ったようです。ですがどんでん返しをそろそろ
書けるかも。それよりも あまりにも子供じみていて読んだ人はあきれているかも(筆者)
相変わらず仕事は増えていて、仕事が楽しくなっていたし、ただ
いわゆる社会通念をぶっ壊す事(昔ながらの写真は笑わない)ができたり、
少なくともいろいろと業界内ではおんぼろスタジオの名前は知れ渡っていた。
よって既存の何の努力もしないところには陰口も云われたけれど、
プライドで仕事をするものではないというのは私がインタビューなどで
必ず使う言葉でもあった。スタジオにいない夜もあり朝行くと
留守電とファックスの整理をしてとなる。基本的には仕事の依頼は
断らないというのがポリシーだが、直近の仕事依頼は、無理
という事にせざるを得ないがこれは仕事の質や量と重ねて自分が
動けるならばできるだけ仕事をするようにしていた。ちなみに
美奈子との逢瀬はスタジオにいない夜になるが、
相変わらずというか、でもひそかに指輪を買っておいた。
もし、本当に愛しているのなら違う愛情表現もある。
美奈子もOKをしているのであったが大事に思っていたので抱っこ程度で
抱き合うことはしなかったが、愛し合ったからといっても
もちろん子供ができる訳でもない。ただ 以前に付き合いがあった人と
はそこはしっかりとしていたが 結果的に別れを切り出さざるを得ない
ことがあってそれ以来約10年もの間特定の女性とお付き合いを
しなかったのである。それは撮影でヌード等を写すこともあり
なんていうか 安全な印象が必要だからだったのかもしれない。
だから、どうしても深夜に会い日が昇るころには都内に戻らなければ
ならなかった。そして美奈子と会う時は、私はそのまま仕事なので、
睡眠時間は0だった。それでも、美奈子に会いたいという気持ちは
強かった。それくらい美奈子の存在は大きかった。
美人とは言えないかもしれないが、もしコンパニオンに応募したら必ず
通る(ただ身長が低いかもしれないけれど)かわいらしさと人懐こさが
あり、ともかく自分を飾らない性格とピュアな心、私にはもったいない
けれど 他人に渡したくないそんなところが私の本音かもしれない
そして 多分それが「愛」なのかもしれないと思ったのです。
いやたぶんは余計で まさに「愛していたのです」