私の読書好きは、学生時代のある先生の影響が多大にある。国語は普通にできたのだが、ある先生と出会い
読書の面白さを知ったといってよい。古文漢文漢詩など一切辞書類を引かないで読めるようになったのも
こくごの楽しさを教えてくれた先生様さまなのだ。そういう意味では教師との愛称いや相性はとても大切なのかも
しれない。好きになると凝るがすぐ飽きる性格なのだが、一日に読むほんの数は1~5冊、勉強もそこそこに
布団の中で明け方近くまで読み続けていた。
本屋に行くのが楽しみで、不思議な事に本屋で品定めをしていると。「本が合図」してくるのだった。
私を買って~みたいな感じなのだが、これはなんと表現すればいいのかわからない。
私は他人の本を借りるというのは絶対嫌なので、すべて購入していたから相当な金額を本につぎ込んだ。
私流にいえば、本の飾り表紙や帯は、帰宅したらすぐに捨ててしまう。どうしてかというと、寝ながら読む事が
一番多いのでそれがあるとスリップするので嫌だった。
なので加速度的に本が増え始めたのだが、2階の10畳分は3方天井まで本棚があり、さらに4畳半も本で
ついには階段も本の置き場所になった。
さすがにこれではまずいと本が手前と後ろに入る本棚に換えたが、それでもやはり本だらけになった。
しかも、あろうことか本棚を整理していると時折同じ本を買っていることが判明して、それからは
蔵書番号を判子で作るようにした。こういうのを本の虫というらしいが、買った本は捨てないので、
もしかすると2階が崩落するのではないか?と思うぐらいになった。
結論をいえば、若い時には読書をする事というのは、人生において余り役立たない事を自ら立証してしまった。
もっとも入試には役に立って、ある予備校の模試では3番だったので喜んでいたが全国で同率の3番が
どれくらいいたのか?
なにはともあれ1人の教師との出会いで学校では1番になったのであり、本当に出会いは大切だと
おもうのである。