中国で民主化を求める運動がかなりの広がりをみせてその象徴となったのが天安門でおきた体制側と民主化を
求める人びととの対立である。
天安門は中国の象徴であり、当時はその鎮圧の為に戦車を初めとした軍隊が出動したほどの事件だ。
この事件を表す上で一番象徴的な写真は「戦車の前に丸腰で立ってその動きを止めた」ものだろう。
残念ながらこのときの当事者は今頃になってあれは奇跡だったというコメントを残した事かもしれない。
誰でも知っているとはいえないかもしれないが、戦車にはちゃんと前方を確認する人(砲身が付いている稼動する
部分ではなくて)がいる。いくらなんでも、その前に立ちはだかる人をそのままはねてしまったら、
当然非人道的だと騒がれ民主化グループ達が勢いを増したかもしれないし、兵士とて人間でありその為
戦車が止まったのである。
ニュースをみていた記憶があまり無いが、もしかしたら本当に中国が民主化するのではないか?と
ふと思った記憶があった。
今中国は天安門事件が無かったことにしようと躍起だ。
結局かわらなかったというのが25年の感想だ。