とは、ある死刑囚の本の題名である。長年私はこのフレーズが頭を離れないでいる。無知は罪であるのか?この問いに対する答えはないと思う。哲学で言うところの半過程的構文だからだ。あえてこれを書いた死刑囚の名前は書かないが、彼にとって人を殺めた条件は、短絡過ぎだったのであり今少しの知識があれば、結論が違っていた事を恥じているのである。しかし、今の時勢余りにも短絡的な事件が多いので時代背景が違いすぎるのだが・・。
理由があろうとなかろうと人を殺めてはならぬが、記憶している限り昭和の犯罪史において最初の理由なき殺人事件として大々的に取り上げられたのは、バーメッカ殺人事件の正田である。その時代私は生まれていなかったけれど、以前に読んだ本の記憶に違いがなければそのはずだ。 当時の事件といえば、まず怨恨等犯人は被害者とどこかしら接点があったようだ。
半世紀以上たった今は、通り魔事件をはじめとする
理由などない事件が当然のようになっている。
独房で真摯に自己反省を綴った今は亡き死刑囚。
命の重たさは皆同じであろうかと疑問を禁じ得ない。
理由があろうとなかろうと人を殺めてはならぬが、記憶している限り昭和の犯罪史において最初の理由なき殺人事件として大々的に取り上げられたのは、バーメッカ殺人事件の正田である。その時代私は生まれていなかったけれど、以前に読んだ本の記憶に違いがなければそのはずだ。 当時の事件といえば、まず怨恨等犯人は被害者とどこかしら接点があったようだ。
半世紀以上たった今は、通り魔事件をはじめとする
理由などない事件が当然のようになっている。
独房で真摯に自己反省を綴った今は亡き死刑囚。
命の重たさは皆同じであろうかと疑問を禁じ得ない。