
★野村美術館 サイト
『大名道具の世界 -茶の湯と能楽-』
※12月7日(日)まで
湯木美術館に続いて、野村美術館の後期展示も訪れた。
(今年は検定の合格証のおかげで700円→500円に。有り難かった)
こちらは前期と後期はほぼ全部が展示替えし、1枚の展示目録で把握できる。
前期では長年憧れ続けた上杉瓢箪をやっと拝見できた。
後期は織部耳付茶入「餓鬼腹」が拝見できる☆
(春に拝見できたのだけど、「また見たいなー」ということで)
まず正面奥の畳のところから。
台子飾りも前期と入れ替わっている。
重厚な印象を与える真塗藪内形台子に宋大海茶入。
大きい! 堆黒の盆も立派。
禾目天目は水仙蒔絵の天目台に。
鉄製?の七五三風炉釜は西村九兵衛作。
そして、南蛮毛織抱桶水指。
東山御物! 先月、三井記念美術館に出張中だったよねぇ。←こちら
もとはムガール帝国製。
夏場に水を入れて涼をとった。
何度めかの拝見で、
「見立てとはいえ、どういう取り合わせで使うのか」
と疑問だった。
なので、道具使いを初めて見た。
なるほど。
真台子かぁ。
左側の棚は雲州松平家でズラリ。
(ほぼ松平不昧公が収集したもの?)
交趾大亀香合。ベースは緑釉。藤田美術館のに匹敵するほどに立派。
長谷川文琳茶入。灰被天目は螺鈿の天目台に。
伊羅保片身替茶碗「初雁」もよかった。
久ぶりに御本立鶴茶碗も出ていた。家光が鶴の絵を描いたという。
ほんと、この写しをよく見かける。
茶碗のみではなく、火入として使われている事例もあるなぁ。
右側は加賀前田家伝来のもの。
天命の笠釜。
針屋から千利休、そして織部へ。利休さんから織部に宛てた消息も展示。
「餓鬼腹」を所有していたのも前田家だったのか。
興味深かったのは紅毛結文香合。
結び方が湯木美術館で見た仁清と少し違う?
日本からオランダに注文して作らせたらしい。
中央ケース。
種村肩衝茶入。けっこうおデブさん。
雲州松平家に伝来したというその茶入は付属品(箱など)も一緒に。
牙蓋は6枚。
全体を包む更紗も印象に残った。
蜀江錦写裂手鑑(尾張徳川家)もよかった。
茶席飾り。
春屋宗園の一行物。「諸悪莫作修善奉行」
花入は黄銅立鼓。
水指は井戸脇塩笥形。めずらしいなぁと思った。
茶器は後窯利休「地蔵」 仕服は富田金襴?
茶碗は瀬戸唐津「冬の月」。
蓋置は青磁夜学。
炉にはまっていたから見えづらかったけど、天命乙御前釜。
こういうのが大名好の道具組かぁ。
来年も訪れる機会、あるかなぁ。
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★野村美術館バックナンバーリスト
2014年9月 『大名道具の世界 -茶の湯と能楽-』(前期)
2014年5月 『利休・剣仲・織部の時代―天正から慶長の書と茶陶―』
2013年10月 『開館30周年記念名品展』
2013年3月『茶人のあそび心 形物香合番付の世界』
2012年11月『茶碗 名碗展』
2012年3月『「かな」の美」』(前期)
2011年12月『錦秋のころ』(後期)
2011年10月『錦秋のころ』(前期)
2011年5月『唐物』(前期)
2010年11月『一楽 二萩 三唐津』(後期)
2009年11月『楽家の歴代展』(後期)
2008年10月『開館25周年記念 館蔵名品展』(前期)
2008年5月『高麗茶碗への挑戦』(後期)
2007年11月『懐石のうつわ』展(後期)
『大名道具の世界 -茶の湯と能楽-』
※12月7日(日)まで
湯木美術館に続いて、野村美術館の後期展示も訪れた。
(今年は検定の合格証のおかげで700円→500円に。有り難かった)
こちらは前期と後期はほぼ全部が展示替えし、1枚の展示目録で把握できる。
前期では長年憧れ続けた上杉瓢箪をやっと拝見できた。
後期は織部耳付茶入「餓鬼腹」が拝見できる☆
(春に拝見できたのだけど、「また見たいなー」ということで)
まず正面奥の畳のところから。
台子飾りも前期と入れ替わっている。
重厚な印象を与える真塗藪内形台子に宋大海茶入。
大きい! 堆黒の盆も立派。
禾目天目は水仙蒔絵の天目台に。
鉄製?の七五三風炉釜は西村九兵衛作。
そして、南蛮毛織抱桶水指。
東山御物! 先月、三井記念美術館に出張中だったよねぇ。←こちら
もとはムガール帝国製。
夏場に水を入れて涼をとった。
何度めかの拝見で、
「見立てとはいえ、どういう取り合わせで使うのか」
と疑問だった。
なので、道具使いを初めて見た。
なるほど。
真台子かぁ。
左側の棚は雲州松平家でズラリ。
(ほぼ松平不昧公が収集したもの?)
交趾大亀香合。ベースは緑釉。藤田美術館のに匹敵するほどに立派。
長谷川文琳茶入。灰被天目は螺鈿の天目台に。
伊羅保片身替茶碗「初雁」もよかった。
久ぶりに御本立鶴茶碗も出ていた。家光が鶴の絵を描いたという。
ほんと、この写しをよく見かける。
茶碗のみではなく、火入として使われている事例もあるなぁ。
右側は加賀前田家伝来のもの。
天命の笠釜。
針屋から千利休、そして織部へ。利休さんから織部に宛てた消息も展示。
「餓鬼腹」を所有していたのも前田家だったのか。
興味深かったのは紅毛結文香合。
結び方が湯木美術館で見た仁清と少し違う?
日本からオランダに注文して作らせたらしい。
中央ケース。
種村肩衝茶入。けっこうおデブさん。
雲州松平家に伝来したというその茶入は付属品(箱など)も一緒に。
牙蓋は6枚。
全体を包む更紗も印象に残った。
蜀江錦写裂手鑑(尾張徳川家)もよかった。
茶席飾り。
春屋宗園の一行物。「諸悪莫作修善奉行」
花入は黄銅立鼓。
水指は井戸脇塩笥形。めずらしいなぁと思った。
茶器は後窯利休「地蔵」 仕服は富田金襴?
茶碗は瀬戸唐津「冬の月」。
蓋置は青磁夜学。
炉にはまっていたから見えづらかったけど、天命乙御前釜。
こういうのが大名好の道具組かぁ。
来年も訪れる機会、あるかなぁ。



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2014年9月 『大名道具の世界 -茶の湯と能楽-』(前期)
2014年5月 『利休・剣仲・織部の時代―天正から慶長の書と茶陶―』
2013年10月 『開館30周年記念名品展』
2013年3月『茶人のあそび心 形物香合番付の世界』
2012年11月『茶碗 名碗展』
2012年3月『「かな」の美」』(前期)
2011年12月『錦秋のころ』(後期)
2011年10月『錦秋のころ』(前期)
2011年5月『唐物』(前期)
2010年11月『一楽 二萩 三唐津』(後期)
2009年11月『楽家の歴代展』(後期)
2008年10月『開館25周年記念 館蔵名品展』(前期)
2008年5月『高麗茶碗への挑戦』(後期)
2007年11月『懐石のうつわ』展(後期)
月曜から 京都にまいります
東山の紅葉みに 別行動で 行ってきます
関西にいるので 他にもよい所があれば
教えて下さい 前の時は展示の後の休館で無理でした
いつも 楽しいブログ ありがとうございます!
http://www.digistyle-kyoto.com/event/m/
スマホからもチェックできるすぐれもの。