
★湯木美術館 サイト
秋季特別展『大名家の茶道具コレクション-遠州と不昧の蔵帳から-』
※12月14日(日)まで
後期展示も行った。
(ついつい、前期の時と同じ位置で写真撮影してしまった。
別物です)
完全に入れ替わるのと思いきや~「ん? なんか見覚えがあるゾ~」。
目録は前後期では別々に配布されるため、“見覚え”はあくまで感覚的なもの。
帰宅後に前期の目録と照合して、「ふむふむ。確かに記憶は合っていた」と思った。
ケース1
瀬戸茶入のみ替わった。
肩衝「春山蛙声」 独楽みたいな形がおもしろい。全体的な色合いもあまりない釉薬。
平氏蓋で摘まみの下のめり込みが力入ってる感じがまたおもしろい。
ケース2
膳所耳付茶入「秋風」 不昧公所持。
「大江みたーい」と思ったら、前期はその場所に「大江」があった。
こういう形、流行りだったのか?
ケース3は丹波耳付茶入「生野」は前期と同じ。
湯木貞一さんは耳付茶入がお好きだったのかしら。
ケース4
高取水指が替わった。形が歪み? 塗り蓋をじーーいっと見ていると複雑さがよくわかる。
類似品が泉屋博古館にあるそうだけど、根津美術館でもこういうの、あったような。
(根津も次の「誰が袖」展が始まっている~。行かなくちゃ!)
ケース5
御本茶碗「時しらぬ」。たぶん、初見かなぁ。 雲州松平家伝来
ケース6
掛け物。
遠州筆の鹿画賛、富士画賛。
兼好法師(←徒然草の)の詠草「原鹿」 雲州蔵帳所蔵。
おもしろいかったのは不昧公の書状(しるこの文)
絵師の狩野惟信宛で「お茶を一服飲みに来ませんか」という主旨。
お菓子は例のしるこを申しつけてます。
しるこを餌に呼びつけている?
大名が絵師とオトモダチ?
ちょっと不思議な気がした。
(酒井雅夢との点前のやりとりの書状もそうだけど、茶目っ気がある人だった?かも)
ケース7
展示替えが4点も。
一番印象深かったのは仁清の色絵結文香合。
平べったいかんじで地は白い。上品に色絵の模様が施されている。
まさに、公家好みと武家好みが融合されたような意匠。
それもそのはず。
東福門院和子所持。池田家に伝来。
東福門院和子から姉の千姫に贈られた?なんて、想像をかきたてられる。
あと、見事に白黒ツートンになった大鳥羽箒。
鳥の特定は出来てないそうで。
(動物的にも貴重な逸品に相違なそう)
ケース8
松平不昧公作の竹尺八花入。
細いねぇ。
ケース9は茶箱のしつらえ。
前期と同じだったから、割愛。
今回で年内は最後の訪問。
昨年12月に友の会に入会して、1年の期限切れまでに訪問した回数は7回。
1回700円だから4900円かかるところを3000円。
今年は結果的には茶道文化検定の合格証で団体割引が有効だったんだけど、
それを差し引いても、元は取った。
大阪に住みながら、TDRの年間パスポートを購入するようなものだから←桁が違うケド
実際、関東から元を取るくらいに行けるかなぁーと思ったけど、
優先的に足を運んだことで、どうにか。
来年はどうしようかな。
平成27年度春季展『楽歴代と千家歴代の茶道具-利休のデザインと展開-』
会期 2014年1月6日(火)~3月29日(日) 前期:1/6(火)~2/15(日) 後期:2/18(水)~3/29(日)
おもしろそう。
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致しマス
★湯木美術館バックナンバーリスト
2014年9月 秋季特別展『大名家の茶道具コレクション-遠州と不昧の蔵帳から-』前期
2014年7月 夏季展「酒井抱一の短冊で一年と楽しむ -待合掛と茶会の道具たち-」(短冊の方)
2014月7月『酒井抱一の短冊で一年と楽しむ -待合掛と茶会の道具たち-』(茶会の道具)
2014年6月『海を渡ってきた茶道具-名物記・茶会記に現れた唐物・南蛮・高麗-』
2014年2月『激動期の茶の湯』(前期)
2013年12月『湯木貞一の眼差し 茶の湯と料理の器』後期
2013年9月『湯木貞一の眼差し 茶の湯と料理の器』前期
2013年7月『吉兆庵湯木貞一の茶事-五月雨の茶事・朝茶-』
2013年6月『茶の湯の漆器―利休と不昧のデザイン―』2期
2013年4月「茶の湯の漆器―利休と不昧のデザイン―」1期
2013年1月「江戸時代の千家のわび茶 宗旦の高弟とその子孫たち」
2012年10月「関西数寄者の茶道具」(前期)
2012年5月「名物記に載せられた茶碗と名碗たち -高麗・樂・国焼を中心に-」2期
2012年3月「名物記に載せられた茶碗と名碗たち -高麗・樂・国焼を中心に-」1期
2012.2月「千家名物とその周辺-利休・少庵・宗旦の茶道具
2011.12月 秋季展「茶道具の琳派」
2011.8月 夏季展「夏の祭釜と茶道具」
2011.6月 「日本<茶>料理の開拓者 吉兆庵湯木貞一生誕110周年記念展」三期「湯木貞一の茶道具 - コレクションから」
2011.5月 「日本<茶>料理の開拓者 吉兆庵湯木貞一生誕110周年記念展」二期:「数寄者との交流 - 小林逸翁・松永耳庵・松下幸之助」
2010.9月 『上方豪商の茶』
2010年5月 『釜と水指』
2010年3月 『茶の裂地』
2009年11月 『棗と茶杓』
2009年5月 『千家十職-茶道具と懐石の器』
2008年10月 『茶道具と器にみる四季の花』
2008年3月 『茶碗を愉しむ』
2007年11月 『風流と美』
秋季特別展『大名家の茶道具コレクション-遠州と不昧の蔵帳から-』
※12月14日(日)まで
後期展示も行った。
(ついつい、前期の時と同じ位置で写真撮影してしまった。
別物です)
完全に入れ替わるのと思いきや~「ん? なんか見覚えがあるゾ~」。
目録は前後期では別々に配布されるため、“見覚え”はあくまで感覚的なもの。
帰宅後に前期の目録と照合して、「ふむふむ。確かに記憶は合っていた」と思った。
ケース1
瀬戸茶入のみ替わった。
肩衝「春山蛙声」 独楽みたいな形がおもしろい。全体的な色合いもあまりない釉薬。
平氏蓋で摘まみの下のめり込みが力入ってる感じがまたおもしろい。
ケース2
膳所耳付茶入「秋風」 不昧公所持。
「大江みたーい」と思ったら、前期はその場所に「大江」があった。
こういう形、流行りだったのか?
ケース3は丹波耳付茶入「生野」は前期と同じ。
湯木貞一さんは耳付茶入がお好きだったのかしら。
ケース4
高取水指が替わった。形が歪み? 塗り蓋をじーーいっと見ていると複雑さがよくわかる。
類似品が泉屋博古館にあるそうだけど、根津美術館でもこういうの、あったような。
(根津も次の「誰が袖」展が始まっている~。行かなくちゃ!)
ケース5
御本茶碗「時しらぬ」。たぶん、初見かなぁ。 雲州松平家伝来
ケース6
掛け物。
遠州筆の鹿画賛、富士画賛。
兼好法師(←徒然草の)の詠草「原鹿」 雲州蔵帳所蔵。
おもしろいかったのは不昧公の書状(しるこの文)
絵師の狩野惟信宛で「お茶を一服飲みに来ませんか」という主旨。
お菓子は例のしるこを申しつけてます。
しるこを餌に呼びつけている?
大名が絵師とオトモダチ?
ちょっと不思議な気がした。
(酒井雅夢との点前のやりとりの書状もそうだけど、茶目っ気がある人だった?かも)
ケース7
展示替えが4点も。
一番印象深かったのは仁清の色絵結文香合。
平べったいかんじで地は白い。上品に色絵の模様が施されている。
まさに、公家好みと武家好みが融合されたような意匠。
それもそのはず。
東福門院和子所持。池田家に伝来。
東福門院和子から姉の千姫に贈られた?なんて、想像をかきたてられる。
あと、見事に白黒ツートンになった大鳥羽箒。
鳥の特定は出来てないそうで。
(動物的にも貴重な逸品に相違なそう)
ケース8
松平不昧公作の竹尺八花入。
細いねぇ。
ケース9は茶箱のしつらえ。
前期と同じだったから、割愛。
今回で年内は最後の訪問。
昨年12月に友の会に入会して、1年の期限切れまでに訪問した回数は7回。
1回700円だから4900円かかるところを3000円。
今年は結果的には茶道文化検定の合格証で団体割引が有効だったんだけど、
それを差し引いても、元は取った。
大阪に住みながら、TDRの年間パスポートを購入するようなものだから←桁が違うケド
実際、関東から元を取るくらいに行けるかなぁーと思ったけど、
優先的に足を運んだことで、どうにか。
来年はどうしようかな。
平成27年度春季展『楽歴代と千家歴代の茶道具-利休のデザインと展開-』
会期 2014年1月6日(火)~3月29日(日) 前期:1/6(火)~2/15(日) 後期:2/18(水)~3/29(日)
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2014年7月 夏季展「酒井抱一の短冊で一年と楽しむ -待合掛と茶会の道具たち-」(短冊の方)
2014月7月『酒井抱一の短冊で一年と楽しむ -待合掛と茶会の道具たち-』(茶会の道具)
2014年6月『海を渡ってきた茶道具-名物記・茶会記に現れた唐物・南蛮・高麗-』
2014年2月『激動期の茶の湯』(前期)
2013年12月『湯木貞一の眼差し 茶の湯と料理の器』後期
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2013年6月『茶の湯の漆器―利休と不昧のデザイン―』2期
2013年4月「茶の湯の漆器―利休と不昧のデザイン―」1期
2013年1月「江戸時代の千家のわび茶 宗旦の高弟とその子孫たち」
2012年10月「関西数寄者の茶道具」(前期)
2012年5月「名物記に載せられた茶碗と名碗たち -高麗・樂・国焼を中心に-」2期
2012年3月「名物記に載せられた茶碗と名碗たち -高麗・樂・国焼を中心に-」1期
2012.2月「千家名物とその周辺-利休・少庵・宗旦の茶道具
2011.12月 秋季展「茶道具の琳派」
2011.8月 夏季展「夏の祭釜と茶道具」
2011.6月 「日本<茶>料理の開拓者 吉兆庵湯木貞一生誕110周年記念展」三期「湯木貞一の茶道具 - コレクションから」
2011.5月 「日本<茶>料理の開拓者 吉兆庵湯木貞一生誕110周年記念展」二期:「数寄者との交流 - 小林逸翁・松永耳庵・松下幸之助」
2010.9月 『上方豪商の茶』
2010年5月 『釜と水指』
2010年3月 『茶の裂地』
2009年11月 『棗と茶杓』
2009年5月 『千家十職-茶道具と懐石の器』
2008年10月 『茶道具と器にみる四季の花』
2008年3月 『茶碗を愉しむ』
2007年11月 『風流と美』
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