
旅も大詰め、熊野三山詣も熊野速玉大社を残すのみ。
古来、熊野本宮大社からのアクセスは熊野川を舟で下っていた。
(戻って来る時も舟を引っ張って、川を上っていたとか)
現在は川に沿って道路ができたので、逆に川下りの需要はなくなってしまい、
観光客向けのみ。しかも、本宮大社からではなく、しばらく下った地点から。
4,300円とちょいお高めの値段設定ながら、「せっかくだから舟に乗りたいよね」と
前の週に予約の電話を入れたら「運行は休止しています」。
新型コロナかなぁ。それとも豪雨の影響かなぁ。と思っていたら、「渇水です」。
ん? 理由があまりにも意外すぎて、首をひねってしまった。
言われてみれば7月は雨が随分降ったけど、梅雨明けした8月は雨がほとんど降っていなかった。
川の水嵩なんて、半月程度の降水量ゼロに減ってしまうなんて。
幸い、旅行の3日前に雨が降って、熊野入りした初日で再び問い合わせたところ、
「明日から再開しますけど、仮予約で」。そして、翌日、「午前の便は運行できません」
理由はやはり水嵩が足らないと。午前中にダムから放水があるので、午後の便は出すとのこと。
でも、午後の便だと名古屋に戻るのが夜になっちゃうから~と、やむを得ず川下りは諦めた。
その代わり、湯の峯温泉から新宮に向かうバスから川ばかりを眺めていた。
やっぱ、少ないよねぇ。
これじゃあ、無理だよねぇ。
仕方ないよね。
あそこはちょっと水あるかなぁ。
下流になってくると増えてくるけどね。
川の色がきれいだなぁ。
ビミョー。
通り雨がぱらついていた。(新宮に着いたら、すぐ上がったけど)
おかげで川下りした気分に少し浸れた。
熊野速玉大社を参拝したあと(←後述)、熊野川の河原におりてみた。
本来だったら、ここに着くはずだったのに。
ほとんど河口。
ダムの放流あったのか、水嵩増えた?
河原をちょっと遡ってみる。
道路が通ったのって、明治になってからだったけ?
確かにアクセスの利便性は格段に向上した。
だから、熊野本宮大社への参拝もしやすくなった。
地元の人々の暮らしも便利になった。
とてもいいことなんだけど、川下りもしたかったなぁ。
次は熊野速玉大社参拝の話。
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