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★茶道資料館 サイト 事前予約制
新春展『裏千家の茶道建築』 ※3月31日(水)まで 前期:~2月14日(日) 後期:2月17日(水)~
前回に続き、今回も事前予約。
(前日には前礼ならぬ前メールもちょうだいした)
訪れたのは1月9日。
本来ならば初釜の前後に立ち寄る方々で混雑する時期。
でも、展示室ないは数名のみがいるだけ。
裏の(?)小川通に至っては人の気配がない。
正月飾りだけがやけに虚しく見える。
異常なというか、稀有な風景だった。
さて、今回のテーマは茶室建築。
10年近くに及んだ修復工事が完了した記念(竣工記念)だとさ。
冒頭は何といっても、今日庵の由来となった宗旦の「邂逅比丘不期明日」と「今日」の掛物。
2008年の宗旦展以来に拝見したので、「おぉ~」と思った。
(以前は対比となる「邂怠比丘不期明日」は観たことあったかなぁ)
茶室起こし図も「おっ」と思ったけど、五島美術館で観たことあるから目新しさ薄し。
寒雲亭の襖絵も本来なら初釜期間ということもあり、モノホンが拝見できてラッキー。
2004年と2005年に裏千家の建物群は見学したあるけど、あの頃はまだ等身大の精密コピーの技術がまだ完成していなかったんじゃないかと思うので、
あの時以来かぁ。
(大徳寺の聚光院の国宝襖絵もそうだけど、なまじコピー技術が発達して最近は本物かと見紛う写しが多いからねぇ)
狩野探幽が描き間違えた右手って、、、、と探したけどわからず。
一番感動したのは、下地壁の断層。
断面から天明時代は赤壁を使用していたことがわかったんだって。
(旧槍って、どの茶室かわからんけど)
あと、昭和初期の時点て使用されていた又隠の突上窓の板戸も興味深い。
板戸の取り換えサイクルって、どれくらいなんだろう?と思ってしまった。
潜戸とかも風雨にさらされるから、定期的に交換するんだろうなぁ、とか思った。
あと、宗旦銀杏から削った?茶杓。(無限斎)
円能斎の柊茶杓もあった。
円能斎の茶杓は茶事教室でちょいちょい拝見したので、「ふむふむ」と思った。
昔の茶道雑誌はあんまり興味ないので、スス~
50分の1のジオラマはあったけどね。
実際の茶室の写真パネルが一枚もなかったので、それが残念。
下々の者には修復されても実際に見ることはできないからさ。
写真でいいから、見せてよ。
と思った。
それでも、最近の中では久々にヒットだった展覧会。
※今後の予定
春季特別展『 又玄斎一燈とその時代』 2021年4月上旬 ~ 6月中旬
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