
☆五島美術館 サイト
秋の優品展『桃山の華』 ※10月17日(日)まで
緊急事態宣言は解除されたけど、都内の美術館を訪れている意欲の方はまだ戻ってこない。
ただ、茶道の稽古場が再開したので、稽古に出かけるついでに少し足を延ばして五島美術館に行ってきた。
先生のご存命中は月々のお月謝を納めて、月3回通っていたこともあり、
五島美術館の年間会員になってモトがとれるくらいに訪れていたけれど、
先生が世を去ってから、自分の生活環境も変わったこともあり、同好会として存続した稽古の方は
「行ける時に行く」程度になってしまい、五島美術館も年間会員の会費が値上がりしたこともあり
継続はやめ、そして訪問も遠ざかってきた。
が、今回は久しぶりの茶道具展だったし、サントリー美術館のメンバーズクラブとも提携していて
サントリーの会員証を提示したら、200円割引が受けられるので、行ってみようかと。
テーマが桃山ということもあり、まずはその当時のメジャーどころの方々ゆかりの書状や消息など。
明智光秀自筆の書状集(やたら細かい)、織田信長の書状(本文は祐筆だけど、署名だけ本人)
お祢宛の豊臣秀吉の直筆?消息(奥さんのご機嫌とっているのが筆跡ににじんでいるような?)など
かつて見たことあるものだけど、何か新鮮な感じに見えた。
茶道具の方も“お久しぶり”のもの多し。
古伊賀水指「破袋」、茶入れ唐物の宗伍茄子、利休円座、稲葉大海、肩衝「安国寺」。
鼠志野茶碗「峯紅葉」、光悦黒楽茶碗「七里」。
いずれも懐かしい。
第二展示室にも黄瀬戸立鼓花入「ひろい子」、長次郎の赤楽茶碗「夕暮」と黒楽茶碗「千声」。
瀬戸黒茶碗「武蔵坊」、黒織部沓形茶碗「わらや」、志野矢筈口水指や織部州浜形向付と本当に懐かしく思うラインナップ。
「ひろい子」さん、やっぱ好きだなぁ。
特別展示の国宝・紫式部日記絵巻。
以前、源氏物語絵巻は鑑賞したことあったけれど、紫式部日記絵巻も所蔵してたのねぇ。(と今さらながら知った次第)
展示物について、かつて勉強して覚えたことがベースにあるからぶらりと訪れても鑑賞を愉しめる。
そういう美術館訪問も悪くない。
五島美術館のバックナンバーリストはこちら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます