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『ミネアポリス美術館 日本名画の名品 あなたの推す絵師きっといる!』 ※6月27日(日)まで ※緊急事態宣言で5月11日(火)まで休館
4月24日(土)に行ってきた。
翌日から緊急事態宣言で5月11日(火)まで臨時休館すると聞いたので。
米国ミネソタ州のミネアポリス美術館が所蔵している日本画コレクションの中から
主に江戸絵画を中心にして、変遷を紹介する里帰りの展覧会。
若冲とか応挙、北斎の浮世絵は好きでピンポイントの展覧会は観に行ったことはあるけど、
変遷を辿りつつ、網羅的に日本画を展観できる機会は少ないので、うれしい。
まずは室町時代。
牧谿など南宋画の影響を受けたと思われる藝愛(←初めて知った)や雪村周継。
桃山時代は海北友松。
あ、龍虎図屏風。これも友松!? と思ったら、山田道安と聞いたことがあるような、ないような作家。(戦国武士だったようで)
続いて狩野派。山楽、山雪に探幽、そして女流の清原雪信。
続いて、土佐派のやまと絵。
さらに琳派。
伝・俵屋宗達。法橋のサインあり。
伝だから本物かどうかはわからないけど、武蔵野図屏風はすてきだった。
酒井抱一は絹地に高い絵の具つかって描いしてあるから、やはり気高い美しさがある。
鈴木其一のも。日本国内では今一つメジャーになれなかったけど、同じにアメリカに渡った朝顔の屏風は本当にすてきで里帰り展あったもんねぇ。
そして、浮世絵。
外国人も好きで明治初期はたぶんお値段もお手頃だったと思われ、おみゃげ代わりに随分と買われたんだろうなぁ。
写楽の役者絵、北斎の富岳三十六景「凱風快晴」があったのはうれしかった。
若冲に暁斎。
館内の作品は撮影OKだったので、暁斎の作品を撮って暁斎つきの友人にLINEで送った。
柴田是真の漆絵に鈴木松年。
本当に幅広く、というか網羅的なラインナップ。
急遽、寄り道したし、疲れていたので、集中力が足らなくて、ふわふわ~とした感じで鑑賞してしまった。
(疲れていたのか、美術館前で写真撮るの忘れてしまったし。
仕方ないので、Wタイプのクリアファイルの写真)
思えば、明治初期の廃仏毀釈って、本当に惨いこと。
それまでの自分たちが培ってきた文化を否定し、手放すなんて、ひどい。
そりゃー、すごいカルチャーショックがあって、世の中の価値観がひっきり返った歴史的背景もわからなくはないけど。
でも~。
また開館したら、再訪して見直そう。
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