本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

大河ドラマ「江」の歴史捜査40:家康の天下への野望?

2011年10月16日 | 大河ドラマ「江」の歴史捜査
 本日の「江」は家康と秀忠、江と福、竹千代と国松という関係が描かれていました。その葛藤の中で秀忠が家康に対して「豊臣を滅ぼす気か?」と問うたのに答えて家康が「徳川を守るためには!」と答えたセリフ。これは脚本家が一貫して主張してきたことであり、私も共感する主張です。武士の世は一族生き残りのために氏族長が重い責任を果たさねばならない時代だったのです。従来の戦国史観にはこの視点は欠落しており、一代の英雄物語としかとらえてこなかったのです。信長は天下をほしかった、光秀も天下がほしかった、秀吉も天下がほしかった・・・・・・・
 「天下への野望!」
 武将が誰しも天下をほしかったと言う歴史観は誰がいつ作ったのでしょうか?現代人はすっかりこのストーリーを信じ込まされていますが、本当なのでしょうか?
 その方が面白おかしいのでしょうが、歴史の真実は違うと確信しています。彼らは一族が末代まで滅びないように重い責任を果たそうと必死に生きていたのです。10月20日放送のNHK・BSプレミアム「BS歴史館」のコメンテーターがどのようなスタンスで歴史を語るのか注目して見てみましょう。

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本能寺の変 四二七年目の真実
明智 憲三郎
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1 コメント

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祖母も私もおとといの江には満点 (福島県在住)
2011-10-18 10:03:30
感動した(小泉純一郎口調)

どんどん中身が濃くなってきました

特に大婆局(おおばのつぼね)の胸を痛める猿芝居は痛快でした。
本当に逝ってしまいましたが。
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