本能寺の変 「明智憲三郎的世界 天下布文!」

『本能寺の変 431年目の真実』著者の公式ブログです。
通説・俗説・虚説に惑わされない「真実」の世界を探究します。

本能寺の変の通説:今年も「江」で登場

2011年01月15日 | 大河ドラマ「江」の歴史捜査
 2011年今年の大河ドラマは「江」です。1回目の放送を見て私は気が重くなっています。またまた、通説の本能寺の変のストーリーがたっぷり放送されて、軍記物が作った物語が日本中に振り撒かれるのだろうと想像してしまうからです。拙著『本能寺の変 四二七年目の真実』で見出した真実は弾き飛ばされてしまうのです。正直焦ります。
 1965年「太閤記」、1973年「国盗り物語」に始まって、平均して3年に一度は大河ドラマに本能寺の変が登場してきました。その都度、軍記物が創作した物語をもとにして吉川英治や司馬遼太郎などが書いたベストセラー歴史小説を原作にしたストーリーが放送されてきました。我々現代人には軍記物の創作とは知らずに軍記物の物語が繰り返し脳の奥までインプットされているのです。皆さんがよくご存知の本能寺にかかわるエピソードはどれも軍記物の創作に過ぎないのですが、あたかも史実の如くに信じ込んでしまっているのです。
 本能寺の変が出てくる大河ドラマを表にまとめましたが、配役を見ただけで信長、光秀、秀吉、家康の人物像が確立してしまっていると思いませんでしょうか。信長はいつもビリビリしていて、光秀は保守的で温厚で少し暗い、といったイメージの役者が配されています。本当は光秀も信長と大変気の合う合理的で革新的な人物だった蓋然性が高いのですが・・・
 一刻も早く、こういった誤った通説が拡大する状況を変えたいと思うのですが、400年かけて作りこまれた歴史の通説の壁はとても厚く、とても高いです。真実普及の活動に皆様のご支援を是非よろしくお願いいたします。

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本能寺の変 四二七年目の真実
明智 憲三郎
プレジデント社

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【歴史捜査レポート:大河ドラマ「江」シリーズ】
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