「相棒」を見ようと思い視聴予約をした。その際番組表を見ながら、21時までの間、興味の持てる番組を探したところ、NHK総合「風雲児たち~蘭学革命篇~」(「蘭学革命篇」は「らんがくれぼりゅうしへん」と読む)を見つけた。
当初、ナレーションでは、大河ほど歴史考証をしっかりしていないと、語っていた。しかし、終了後、調べてみると、登場人物や各エピソードは、「蘭学事始」に書かれた内容や言い伝えなどに忠実に描かれていた。多分、景虎より、忠実に描かれていたと思う。その上、三谷幸喜さんの脚本で、ユーモラスで展開の良い内容で見ごたえがあった。「相棒」はストーリーもいわゆる相棒らしいサスペンスであったが、むしろ「風雲児たち」の方が印象に残っている。
前野良沢と杉田玄白による、「ターヘル・アナトミア」というドイツ人医師が書いた医学書のオランダ語訳書の、和訳に取り組んだ物語だった。鎖国の最中の江戸時代中期に翻訳したのは、革命的な作業だったという。しかし、刊行された「解体親書」には、前野良沢の名は乗っていなかった。
翻訳係に徹した前野良沢、清書係として出版を目指した杉田玄白の確執を描いていた。
前野良沢は、後世に誤った訳を残したくない。まだ訳は完璧でないと言い、訳者に名を連ねるのを拒んだという、ストーリーになっていた。殆どオランダ語が分からない状態から、人体図を見ながら、解剖学用語を日本語で表す作業。実際はどれほど大変な作業であったか。また、前野良沢が翻訳係りとして名を残すのは許せないという気持ちは理解できる。
当然ドラマでは、描かれていないが、後になって別人が、語訳個所を修正しているとのこと。名を乗せなかったという、硬くなな前野良沢の一途な気質が伺える。
それにしても、努力は懸命だったのだろう。努力の足跡が今に残っている。そのとき翻訳された用語が、今日でも使われているという。
「神経」「軟骨」「動脈」「処女膜」などだ。
私は、「解体新書」と「杉田玄白」という言葉は受験用語としてのみ知っていた。今回のドラマを見て、前人未踏の作業を行うということに興味を持った。このような偉業は、到底私自身はできないが、その作業の過程を少しでも知りたいと思った。早速、「解体新書」を読んでみたいと思い。ネットで探し購入手続きをした。
当初、ナレーションでは、大河ほど歴史考証をしっかりしていないと、語っていた。しかし、終了後、調べてみると、登場人物や各エピソードは、「蘭学事始」に書かれた内容や言い伝えなどに忠実に描かれていた。多分、景虎より、忠実に描かれていたと思う。その上、三谷幸喜さんの脚本で、ユーモラスで展開の良い内容で見ごたえがあった。「相棒」はストーリーもいわゆる相棒らしいサスペンスであったが、むしろ「風雲児たち」の方が印象に残っている。
前野良沢と杉田玄白による、「ターヘル・アナトミア」というドイツ人医師が書いた医学書のオランダ語訳書の、和訳に取り組んだ物語だった。鎖国の最中の江戸時代中期に翻訳したのは、革命的な作業だったという。しかし、刊行された「解体親書」には、前野良沢の名は乗っていなかった。
翻訳係に徹した前野良沢、清書係として出版を目指した杉田玄白の確執を描いていた。
前野良沢は、後世に誤った訳を残したくない。まだ訳は完璧でないと言い、訳者に名を連ねるのを拒んだという、ストーリーになっていた。殆どオランダ語が分からない状態から、人体図を見ながら、解剖学用語を日本語で表す作業。実際はどれほど大変な作業であったか。また、前野良沢が翻訳係りとして名を残すのは許せないという気持ちは理解できる。
当然ドラマでは、描かれていないが、後になって別人が、語訳個所を修正しているとのこと。名を乗せなかったという、硬くなな前野良沢の一途な気質が伺える。
それにしても、努力は懸命だったのだろう。努力の足跡が今に残っている。そのとき翻訳された用語が、今日でも使われているという。
「神経」「軟骨」「動脈」「処女膜」などだ。
私は、「解体新書」と「杉田玄白」という言葉は受験用語としてのみ知っていた。今回のドラマを見て、前人未踏の作業を行うということに興味を持った。このような偉業は、到底私自身はできないが、その作業の過程を少しでも知りたいと思った。早速、「解体新書」を読んでみたいと思い。ネットで探し購入手続きをした。