使わなくなった高さ25cmほどの水槽の上に積もった雪
今回の雪は、関東でも平野部の降雪量が多かったようだ。我が地域では、大雪警報の割には例年より少なかった。とは言え、20cmは積もっていた。
公道に出るまでの幅4m長さ15mほどの通路だが、湿った雪が20cmを超えると、雪かきの労力が大変だ。従って昨夕の積もり始めた頃に、第1回目の雪かきを行った。16時ごろだったが、5cmほど積もっていた。しかし、3mくらい作業をして、その跡をみると、すでにうっすらと雪がかぶっている。仕方ないのでスピードを上げて、残りの部分の雪をかき、すみやかに開始地点に戻った。スコップを竹箒に換えてまるでパウダーシュガーが蒔かれたような路面を掃いた。終点まで掃き、開始地点を見ると、再びパウダーシュガーが積もっていた。きりがないので今日の通路での雪かきは終わりとした。
次は、手作りウッドデッキの屋根の雪かきだ。4年前の大雪(60cmの積雪)で、屋根の一部が壊れたことがあった。同じ事故にならぬよう、2階の窓から、屋根にスコップをおろし、アクリル波板トタンの上にそっと足を着地させ、屋根を傷つけぬよう、丁寧に雪をおろした。7cmほど積もっていた。後は、4年前のように積もらないよう、願うしかなかった。
昨日の21時ごろ玄関から通路から公道方面を見る。
幸い雪は止んでいるようだった。ホッとして床に入った。
今朝の通路
今朝からは、例年の降雪時のように朝から雪かきだった。地域の皆さんとの共同作業だ。声をかけ合い集まるのではなく。三々五々、道路に出てくる。作業の役割もめいめいが持ってきた道具で自ずと決まる。誰が号令をかけるわけでもなく、ひたすら、雪を割る人、雪をかく人、あるいはのこぎりで垂れ下がった枝や竹を切る人、様々だ。日ごろは、夏と秋の地域清掃以外は、集合する時はないが、雪かきは、時間も長く、合間におしゃべりをする良い機会でもある。
それぞれの家の周り、道路だけでない。特に、カーブの坂道、日陰で雪が解けにくいところ、そして、車が走った後に圧雪され氷に化した硬い部分などは共同作業で除雪する。
これらの作業は、午前中だけでは終わらない。昼食をはさんで夕方までかかる。日の沈む直前は、滑りそうなところを確認し、融雪剤の塩化カリウムをまいて、終わりとなる。
今日の15時ごろ。陽ざしがあったので雪かきしたところはすっかり溶けている。
小中学生がいる家庭の親御さんは、子供のため、自身の通勤のため、懸命に雪かき作業をする。夕方、作業が終わりホッとすると同時に、今年の雪はこれきりだといいねなどと談笑する。
昼食後テレビを観ていたら、今朝、群馬県の白根山が爆発し、被害者が出ているというニュースが流れていた。3000年ぶりの爆発だとのこと。夜のニュースでは、噴石で死者、重傷者がいるとの報道だ。また、アラスカでM8.2の地震が発生したとの一報も入った。
雪かきで大変だと思っていたが、自然の驚異を改めて感じた。大雪も侮れないが、火山の噴火、地震は、残念ながら予知できない。地球上の生きとして生けるものにとって試練だ。今日を平穏に終わることができるのを感謝しなければならない。