標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

本庄早稲田駅の駅名の由来は? 私の思った「早稲米の取れる田んぼ」ではなかった

2018-03-08 19:21:03 | 日記
昨日のことであるが、結局「新潮」4月号はネット通販で買うことにした。日時はかかるが、送料無料でポストに投函されるのを待つだけとなった。

昨日は久々の長期ドライブだった。そのためか肉離れを起こした右ふくらはぎが、せっかく癒えかかっていたのに今日はうずく。今朝は、みぞれだったが、今はシトシト雨が降っている。もしかしたら、うずくのは雨のせいかもしれない。とにかく、今日は家でおとなしくしようと決めた。


「マリーゴールドの丘公園」からみた本庄市の街並み。

さて、昨日の本探しで、上越・北陸新幹線の停車駅である「本庄早稲田」に隣接するモールにある大きな書店にも行ったが、なかった。本探しはあきらめて、タロ(犬)も一緒だったので、本庄早稲田駅の東側にある「マリーゴールドの丘公園」で散歩した。昨日の唯一の安らぎだった。


いつになく上を向いているタロも街並みを見ているのだろうか?

駅の有料駐車場とは違い、無料駐車場があり、トイレも2か所あった。タロはいつも新たな場所にくると、大はしゃぎだ。我さきとピョンピョンと丘を駆け上がった。丘からは本庄市内が一望できる。秋にはマリーゴールドがきれいな丘だそうだ。所々、芝桜も植えられており、濃いピンクの花が咲き始めていた。


咲き始めたマリーゴールドの丘の芝桜。


6時から18時までの文字がある日時計。

丘の上には、日時計がある。西に傾いた薄い日差しにより、日時計の薄い影は文字盤の4時前を示していた。実際の時刻も15時53分だった。日時計を見たのは小学校以来かもしれない。

ところで、以前から、なぜこの駅名が「本庄早稲田」というのかという課題を持っていた。私の勝手な説は、「早稲米が取れる田んぼがあった」というものであった。果たして、その真実はどうであろうかと、調べた。
二つの説があった。

駅名中の「早稲田」は、1970年(昭和45年)に本庄市の大久保山に早稲田大学のセミナーハウスが設置された。その一帯を「早稲田の山」、もしくは「早稲田の杜(もり)」と呼んでいたことに基づくとのこと。これは本庄市の説明とのこと。

別の説では、近くに早稲田大学本庄キャンパスがあることに加えて次の事情があったとのこと。地元請願駅のため建設費確保に、埼玉県・本庄市及び周辺自治体からの公費と並んで企業・各種団体・住民からの寄付が集められた。その中でも早稲田大学の寄付額が大きな割合を占めたことから、その貢献に報いる意味で持たせたというものがあるとのこと。土地取得費を除く建設費の総額約115億3千万円のうち約14億3千万円が寄付金で、そのうち7億円は早稲田大学の寄付だったとのこと。

二つの説があるが、私は前者の「早稲田の杜」の方が、ロマンがあり好きだ。しかし、後者の寄付金の額が駅名の由来という説も現実味があって面白い。いずれにしても、「早稲米の田んぼ」ではなく、「早稲田大学」が関与していたのだった。
コメント
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