標高330mのモノローグ

富士山の10分の1、東京23区最高峰の10倍の山間に暮らして20年。地域の自然や思いを綴ります。

クルミを拾ったが難儀したくるみ割り

2017-09-04 19:19:37 | 日記

木になっているクルミ。


家から50m程の道路わきに、谷から伸びてきたクルミの木がある。葉が道路にかぶさって路上に落ちる。今は実が付きながら黒づいたものが落ちている。中には皮がむけたものもある。それを3つほど拾ってきて、洗ってみた。


以前、息子たちが数十個拾い水に漬け、皮が腐ったころたわしで洗った。手が真っ黒に染まったことがある。今回はわずか3個だが、薄手の使い捨て手袋をつけたわしで洗った。1個はきれいにとれたが、他の2個は黒皮が取れない。水につけておくことにした。水が茶色く濁っている。これは染料にならないが、果皮を乾燥させ煮だして染料を作ることができる。赤みのない茶色に染まるそうだ。


洗ってきれいになったクルミ。硬そう。


オニグルミなので、硬くて割るのが大変だ。通常のナッツを割る鋏では体重をかけ挟んでも割れなかった。息子たちはハンマーでたたいて割っていたが、大分難儀だった。


ところが、妻が「栗くり坊主」という栗の皮むき鋏を取り出し、挟んだところ割れた。


市販のクルミより味はたんぱくだが、食べられる。
クルミは縄文時代から食用として利用されていたらしい。クルミに限らずナッツ類の栄養効果などは良いと、もてはやされている。クルミも同様、タンパク質、食物繊維、ビタミンやミネラルなどが多く、抗酸化作用もある。また、糖質も少ないためダイエット効果もあるとのこと。

3年前だったか、このクルミの木の近くの路上に、走るリスを見たことがある。一瞬我々の方を振り向いて止まったがすぐに谷の方に降りていった。犬のタロは体調60㎝位だ。しっぽが犬とは比べ物にならないほど太かったが、胴体はタロより二回り小さかった。こんなかにわいらしいリスが硬いクルミを割るのだから驚かされる。リスに敬意を表しなければならない。
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愛犬タロの登場、タロが乗れる準備で車の洗車と整備。

2017-09-03 19:31:41 | 日記
今日は日曜日。爽やかな良い天気だったので、早朝に自動車の洗車を行った。
トールワゴンタイプなので、屋根部分を洗うのには、脚立を5~7回移動しなければならない。あまり汚れていないと思っていたが、屋根には薄く煤のようにほこりがついていた。散水ホースでシャワーをかけながら布で拭いた。布に汚れが付き、シャワーの水玉にも汚れがにじんでいた。


車に付属の専用シャンプー液を使い、水かけ、ふき取り、乾いた布で仕上げのふき取り・・・。全行程1時間半かかった。


犬や荷物を載せ長旅をすることがあるのでトールワゴンにした。この車になってから3か月が過ぎた。ところが、まだ一度も大きな荷物を積んだことがない。後部座席を単に倒すだけでなく、後部座席を床に入れ込むことができる。車の使用説明書を見ながら収納したところ、ほぼフラット状態になり広い荷室が確保できた。

犬の同乗は暑い時は止めていた。以前、長距離ドライブをした。犬が熱中症になり動物病院で手当てを受けたことがある。しかし、今日のような陽気になれば犬と一緒のドライブが可能だ。


いよいよ愛犬のタロの登場。シーズー犬のオス。8月末に5歳になったばかり。人間の年齢に換算すると40歳くらいかな。しかし、やんちゃでとにかく遊びたがる。ドライブも大好きだ。夏の間は、我々二人だけで買い物などに出かける。暑いのが苦手なタロ君は家で留守番。我々が出かけようとすると、玄関まで来て、うんすん(ワンクンかな?)とも言わずにさみしそうに座ったまま見送ってくれる。後ろ髪を引かれながら出かける。


今日は妻とタロと私の3人で散歩に行った。駆け足で走るタロ君。


このブログを書き始めて、すぐにタロを登場させると、タロのブログになりそうだったので今まで控えていた。今後は時々タロ君が登場すると思う。よろしくお願いします。

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東京駅を模したのレンガタイル張りの深谷駅

2017-09-02 20:19:19 | 日記
高崎線の深谷駅は、ミニ東京駅として知られている。以前から時々深谷駅の近くの踏切を横断していた。その時東京駅を模したレンガ張り風の駅舎を見ていた。しかし、駅舎に行ったことはなかった。


今回駅舎を正面から見てみようと妻と私のふたりで立ち寄った。駅舎は橋上にあり、ホームは地上にある。東京駅に比べるとなんと落ち着いた穏やかな駅だと感じた。駅は1883年に開設されたとのこと。そして、1996年の改築の際、東京駅が深谷産のレンガで作られていたのにあやかり、東京駅を模してレンガ張り風のスタイルになった。しかし、深谷駅はレンガ作りではなく、コンクリート壁の上にレンガ風のタイルを張ってあるとのこと。


深谷駅は電車の発着の前後は人通りが多いが、電車が発車してしばらくするとまばらになる。写真は北口であるが、このような状態だ。この後我々は南口にも行ってみたが、誰も通行していなかった。東京駅の混雑さとは違って、のんびりとマイペースで歩くことができた。

南口側に市民サービスセンターがあった。


北口は旧駅舎があったところで、花壇が整備されている。

深谷出身の渋沢栄一(日本煉瓦製造会社の設立など日本近代産業の指導者)の像


ふっかちゃん時計。ふかっちゃんは深谷ネギの角が伸びている。時計はこの写真の上にある。
後で知ったことだが定時になるとふっかちゃんに代わって渋沢栄一の像が見られるとのこと。


1999年に関東駅百選に選定された。第3回関東の駅百選新スタンプラリーでは
ユニークな駅コースの一つだった。駅百選なるものがあったこともこの写真を撮るまで知らなかった。

今回は見られなかったが、改札を入ったところに東京駅と同じようなドーム天井があるらしい。このドームや定時のふっかちゃん時計、また、駅舎から大分離れたところからの駅の姿を見に行きたい。
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トクサ(砥草)で磨いた木の滑らかな感触

2017-09-01 19:10:16 | 日記

トクサ:竹みたいに節がある


咲いてから大分経ったトクサの花

庭の数か所にトクサ(砥草)が出ている。地下茎なので群生する。妻が道の駅で買ったものを植えた。繁殖力が旺盛なのでどんどん増える。あちらこちらに移植した。私は植物が得意人間でないので、草花の名を覚えるのが苦手だ。2、3回聞いても大抵は覚えられない。したがって通常は定着するのにだいぶ時(年単位かな)を費やす。しかし、トクサは教えてもらわなくても知っていた。

何故かといえば、父にとっては必需品だったからだ。父は木工ロクロを使い木製の人形などを挽いていた。丸や楕円形に成形された物を磨くときに、トクサを使っていた。トクサはいわゆるサンドペーパーのような役割をする。サンドペーパーの最も目の細かいものと同じ効果だ。


これを乾燥させ磨くためのトクサにする

トクサを乾燥させたものを数本束ねて、回転している製品にあてる。微かにトクサと木はだの接触の証として微粉が煙のように摩擦部分から出てくる。父や職人さんが手際よくバイトという先の曲がったノミのような金具で、木を削る。長いカンナクズ(削り節に似ている)のような木クズが回転しながら出てくる。見るみるうちに成形されていく。仕上げにトクサで磨く。できたものを触ってみると、つるつるした肌触りだ。木の香りがする滑らかな肌触りは私の手のひらの記憶として残っている。残念ながら他に形容のしようがない感触だった。

私のブログプロフィールにある人形の顔や胴体部分などはトクサで仕上げていた。でも、色付けしてるので木肌の滑らかさではない。


家の内装窓の鴨居を自作したことがある。トリマーなどの高度な道具がなかったので、鴨居の溝をノミで掘り、仕上げにトクサを使った。父が使っていた姿を思い出し、数十年ぶりにトクサの感触を味わった。
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