頭の円形は天をかたどり
足の方形は地をかたどる
天には四季、人には四肢
天には五行、人には五臓
木火土金水 肝臓心臓脾臓肺腎臓
天には六極、人には六腑
天地東西南北 胆胃小大腸膀胱三焦
天には八風があるなら、人には八節があり
八の方角からふく風、肩肘膝股の八関節
天に九星があるなら、人には九竅がある
口、両目、両耳、両鼻腔、尿道口、肛門
天には十二時、人に十二経脈がある
天には二十四節気、人には二十四喩がある
陰部からあごへの24の経穴
天が365度であるように、人には365関節がある
これ、韓国ドラマのホジュンをみた時にホジュンが言う言葉。感動して随分前にテレビをストップしてメモしました。なんかよくわからないけど、凄い感じがしました。身体が宇宙みたい。
ホジュンは、妹が感動したというので観ることにしました。随分前ですが。韓国ドラマは長いから観るときはなかなか覚悟がいります。ホジュンは、患者の痛みを自分のことのように感じる医者でした。
ホジュンは、実在した朝鮮王朝時代の神様のようなお医者様です。朝鮮第一の医書として名高い『東医宝鑑』も完成させていて、ユネスコ世界記録遺産に登録されているみたいです。
昔の医術は、水の汲み方から学んだり、それはもう凄いんです。体内はほぼ水でできているから、井戸水や湧き水の汲む時間にまで医術を施す人は気にかけていました。薬草も、自分で山に取りに行く。これは葉を使う、これは根を使う、と色々細かく気にかけます。
身体を宇宙と考えていたわけで、身体の陰陽のバランスが壊れると病となる。元に戻る力を、自分の治ろうとする力（自然に戻ろうとする力）と考えると自然のものから助けを得るのは実は凄い的ついているかもと思いました。
私は強い紫外線？の季節あたりから皮膚炎を毎年ある一定の期間数ヶ月くらい引き起こします。原因は特定されてなく、幸い顔には出ないのですが、足と腕にそれはもうストレスフルな症状が数ヶ月間が続きます。
もう25年近くのお付き合い。幸い全く無くなる季節もあり半ば諦めモードに。治る時を待とうと。気にしない気にしない。と痩せ我慢するのだけれど、あまりに酷くなると耐えられなくなるので病院にいきます。
すると、ステロイドを処方されます。ステロイドは嫌だからと医師を変えたり。しかし、何も根本は解決しないんです。
ホジュンなら、なんというかなぁ。と考えたり。
ところで、温泉の湯治ってありますね。実は、以前登別温泉に行きました。その際、硫黄プンプンの川（乳白色の川）に膝から下を浸かり、すっかり見違えるように一週間位でなかなか治らない皮膚炎が治ったことがありました。
自然って凄い！と思いました。その後、登別温泉の湯の花を取り寄せたのですが、硫黄くさいと娘に言われ、タオル、寝具、洋服に至るまですべて強烈な硫黄のにおいにやられ、なかなか洗濯してもとれず、さらには、ほかの洗濯物にまでにおいが移るため、家族からは不評、そして、湯の花を家で使うのは難しく、継続しないからか思ったほど効果はなく放置。
酷くて辛くなったら北海道に湯治に行くのもありかな。
ところで、この登別温泉街にある滝本旅館の話を紹介します。
江戸の大工職人、滝本金蔵は32歳で長万部へと移住。のちに幌別へと移り、駅逓所（えきていじょ）の建設に携わっていた。
妻の佐多はひどい皮膚病に悩んでいて、登別温泉の噂を聞きつけた金蔵は佐多を伴い山道を分け入る。そこで治療のためのささやかな湯小屋を建て、湯治をはじめた。
やがて佐多の皮膚病は快癒。その効能を広めたいと湯守の許可を取り湯宿経営を始めた。これが「愛妻の湯」滝本のルーツになる。
元来の利用者であったアイヌの人々や、硫黄山の労働者、さらには白老の仙台藩陣屋や南部藩出張陣屋の武士も訪れ、にぎわいをみせる。金蔵は登別に駅逓所を設け漁場経営や農業開拓など多方面で活躍した。
ここまで。
奥様への愛から広まった登別温泉。私もお世話になりました。
化学食品とか、強い薬剤、塗り薬、自然から離れたものを身体にとりいれるとこわいです。ステロイドは私の皮膚を薄くしました。やめましたけれど。
その反対で自然にはまだ発見されていない凄い病を治すものもあると思います。人間の身体が宇宙で、病はバランスが崩れておこるとしたら、人々の身体の不調を癒すものって、自然の力が大きいかもです。
皮膚の治る経過を写真に記していますが、ここでは、あまりに見苦しいためやめときます。私の苦労を知る家族は急激に治ってビックリでした。私がもちろん一番驚き桃の木でした。笑。
自然は凄いです。アトピーとか、皮膚炎でお悩みの方、強い薬に頼りすぎず、一回湯治を考えてみるのも良いかもです。