宮崎県の高千穂町に到着です。天岩戸神社のすぐそばの旅館です。旅館に着くと、神楽を夜8時から高千穂神社でやりますが、いきますか?といわれ、それは行くしかない!とご飯を食べて早速行きました。




以前、鬼八と闘った神武天皇のお兄さん三毛入野命について書きましたが、その彫刻のある神社がこの夜神楽をする神社、高千穂神社でした。参拝の予定外でしたから嬉しかったですね。
ところで、夜神楽は自由席なので、早くから行ってよかったです。8時には満席。。



今回見たのは4番の舞でしたが、全部で33番ある神楽は11月から2月まで行われて、秋の実りに感謝と豊穣を祈願しているようです。





これ、鬼じゃないですよ。怪力の手力男命です。


事前予約してなかったから、早めにいったので、薄暗い中高千穂神社を参拝しました。


足元を照らす光が綺麗です。

スギの大木も聳え立ちます。

以前、鬼八と闘った神武天皇のお兄さん三毛入野命について書きましたが、その彫刻のある神社がこの夜神楽をする神社、高千穂神社でした。参拝の予定外でしたから嬉しかったですね。
ところで、夜神楽は自由席なので、早くから行ってよかったです。8時には満席。。
畳の大広間の壁には夜神楽の一番から説明が。



今回見たのは4番の舞でしたが、全部で33番ある神楽は11月から2月まで行われて、秋の実りに感謝と豊穣を祈願しているようです。

4番の神楽の最初は、まずは手力男の舞。
どこの天岩戸に天照大神はお隠れになったかと手力男は考えます。
天照大神を何とか探して、岩戸の奥から出そうと考えます。

次にアメノウズメの舞。
天照大神を岩戸から出すために楽しそうに踊ります。
暗い時でも、まわりは明るくしていたら、暗さに光が差し込む例えでしょうか。
天照大神は岩戸の外の明るい世界が気になり始めます。
心が塞がり真っ暗な時や、闇にどんどん入り込んでしまいそうになる時、ふと視点を変え明るい方を向く大切さなんかを感じました。
手力男やアメノウズメに手伝って貰っての天照大神の天岩戸開きでしたが、自分を一番救えるのは、自分なのかもですね。
天照大神は自分がいないのに何故みんなが楽しそうにしているのか、外の世界が気になり、そしてチラッと外を見ようと岩戸をあけます。

そこに、この岩戸の奥にお隠れになったのか、と手力男は岩戸を放りなげます。
最初の面は白かったけど、力を込めて鬼の形相で真っ赤になり岩戸をなげる舞があります。


これ、鬼じゃないですよ。怪力の手力男命です。
最後の舞は、イザナギノミコトとイザナミノミコトが共に楽しく酒を作ります。
酒は発酵が大切。発酵って時間をかけて味わい深く変えるわけです。
そして、発酵させた酒を呑んで気分良く夫婦が仲睦まじくする舞です。
あら、そこまで披露しますか、笑
観客から笑いが。
観客には子供もいるのに。。😂
夜神楽が夜通し高千穂町では神事として行われるようですが、皆んなが眠くなる頃の余興の舞だとか。
イザナミ様のお面が可愛いかったですね。笑顔はいいですね。


イザナギ様、イザナミ様、仲良く国産みでした。。
身体の全体で、仕舞まで美しく生命力のエネルギーの美しい発露を披露する。
それに、竹笛や和太古、雅楽のような響きも合い重なり、伝統の面もつけて、人を楽しませる。
日本の古くからの伝統は素晴らしいなと感じました。
長い一日も終わりました。次の日は朝から神話の世界をそのまま表したような高千穂にある神社に参拝です。