バスツアー2日目は出発時には雨上がり。
山下公園・氷川丸を車窓から眺めて浅草・浅草寺へ。
今回は西側境内に建つ瓜生岩子之像をじっくり見学。
高齢者学級では出身地の示現寺を訪れ、瓜生岩子座像に対面。
今回、調べた事柄をまた見ることが出来るようここに書きとめる。
文政12(1829)年、喜多方の若狭屋に生まれ、9才の時父が病死
母の実家に移り、14才で会津藩医の手伝いを始める。
明治元(1869)年の戊辰戦争の際には、敵味方の区別なく
看護した。明治4(1871)年に上京し、東京深川の教育養護施設
にて学ぶ。その後は社会福祉活動に一生を捧げる。
数多くの社会福祉事業に貢献し、明治のナイチンゲールと言われている。
仏教思想に基ずく、育児事業の先駆者でもある。
現在の社会福祉組織の基礎を作った岩子の精神は、
今なお受け継がれている。
藍綬褒章を女性として初めて受賞している。
銅像は各地にありますが、浅草寺のものは明治34年
渋沢栄一らによって建立、戦時供出を免れた像です。
明治30(1897)年の皇后の見舞いに対して詠んだ和歌。
「老いの身の ながからざりし 命をも たすけたまへる
慈悲のふかさよ」 この2日後に、死去した。
明治30年4月19日没
境内に建つ平成中村座の小屋だけを見て、
築地場外市場で寿司ランチ後買い物して帰路についた。