1985年に世界遺産に登録されたイスタンブール歴史地域
トルコ共和国(トルコ)は、1923年10月29日、アタチュルク率いる祖国解放軍により、オスマン帝国が滅亡し、
トルコ共和国になってからは、首都はイスタンブールからアンカラに移った。
国民の99%がイスラム教徒であるが、共和国となってからは、民主主義と政教分離政策が取られ、
イスラム諸国の中で最も戒律が緩やかな国である。
イスタンブールは、トルコ西部の、ボスポラス海峡をはさんでヨーロッパ側とアジア側の両岸に広がっており、
人口1500万人、トルコ最大の都市であり、文化・経済の中心となっている。
トルコの首都アンカラとイスタンブール、567kmを9時間半で結ぶ寝台列車アンカラ・エクスプレスは
ほぼ定刻通りの朝8時過ぎに、イスタンブールのアジア側の終着駅ハイダルパシャ駅に到着。
バスに乗り換え、ラッシュを避けながら、イスタンブール歴史地域の観光に・・・
金角湾、マルマラ海、ボスポラス海峡が一望できる丘に建つトプカプ宮殿。
15世紀にイスタンブールを征服したメフメット2世が建設し、歴代スルタンが増築しながら
19世紀半ばドルマバフチェ宮殿に居を移すまで、400年にわたって居城とした。
広大な敷地内は4つの庭園エリアに分かれ、それを取り囲む建物は
現在博物館になっていて、第三庭園奥の「宝物館」には柄に3個の大きなエメラルドをはめ込んだ
黄金の短剣」や、86カラットのダイヤモンドなどなどの、目をみはる宝石類が並んでいました。
また、タイル装飾の美しさには目を奪われます。
ブルー・モスク(スルタン・アフメット・ジャミィ)はトルコ帝国が栄華を誇った17世紀はじめに
アフメット1世によって建てられたイスラム寺院。
巨大なドームの周囲に建つ6本のミナレット(尖塔)が印象的。
内壁を飾るブルーを基調としたイズミック・タイルの美しさからブルー・モスクと呼ばれるという。
さまざまなデザインのタイルが、調和して巨大なドームを聖なる空間にしている様に圧倒されます・・・
アヤ・ソフィアはローマ帝国時代にキリスト教の聖堂として建立されたが
オスマン帝国が征服した後はイスラム教のモスクとなった。
偶像崇拝の教えに背くことから、モザイク画の数々は500年もの間漆喰で塗りつぶされていたという。
トルコ共和国時代に入ってからの大修復によって、昔の姿をほぼ取戻し
現在は、ビザンチン帝国の栄華を偲ばせる博物館として公開されている。
ちょうど、BS-TBSがの撮影中で放送は来年になるということです。
トプカプ宮殿「帝王の門」画像クリックでスライドショーへ。BGMの音量にご注意ください・・・
(スライドショーの右側の□クリックでフルスクリーンに。)

ブルー・モスク(スルタン・アフメット・ジャミィ)

アヤ・ソフィア
