週に2回は通る御薬園の脇道。心字の池を潤して流れ出る小川沿いの道。
柿もいい色になり、ちょっと前からどんぐりがいっぱい落ちていて
自転車が通るとき踏みつぶす音が心地よい。
なぜ、ここにどんぐり? それもこんなにいっぱい。
ちょっと見、コナラもミズナラも見当たらないのに。
いよいよ雪になりそうな気配がして、雨もやんだし止まって見ることに。
なんと常緑樹にどんぐりがなっている。御薬園はいろんな樹木があるから
木々の間にコナラがあるのかと思い込んでいた。今年はいつもより落ちた実が多いから
あれっ!なぜ?落葉した木はどこ?とやっと見たことないどんぐりかも!と気がついた。
検索で「ならの樹木見聞録」さまに教えていただきました。
どんぐりの木には6種の落葉樹と6種の常緑樹があるんですね。
御薬園のは常緑樹のシラカシのようです。
木によっては12月~1月までどんぐりを実のらせるらしい。
奈良の雑木林はアラカシが多いが、奈良公園にはシラカシの大木が多いそう。
四季亭(春日大社一の鳥居近く)裏のシラカシの木には
どんぐりが落ちる季節になると毎年鹿が集まっていて、たくさん落ちたはずの
どんぐりはほとんど見当たらず、落ちるどんぐりを待ち構えては
食べているらしいです。そこのどんぐりはおいしいのではと
推測されているようです。どんぐりの見聞広めていただきました。