不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Vi ringrazio tantissimo

2014-06-04 15:06:18 | Tra la mente e il cuore
Grazie mille per i vostri calorosi auguri arrivati dalle varie parti del mondo.
Mi sono molto grata di avervi come gli amici.
Spero proprio di vedervi in prossimo futuro.
Grandissimo abbraccio !!


たくさんのお祝いのメッセージありがとうございました。
40を過ぎてからは、昨日と今日で何も変わりはしないし、
図々しくも私は未だに24くらいのつもりで(笑)。

窮屈なりに、日々を楽しく暮らせているのも
数多くの友人と家族の支えがあってこそ。
そんな中で、これからも我儘に、
思うままにやっていければ、文句なし。
誰にも縛られず、
何の役にも立たないしがらみから解放され
自由でいられることが
今の私にとっては一番必要なこと。

どうせ1000年もない人生、
これからも好き勝手にふらふらやっていきます。





Un giorno nel verde

2014-05-19 15:44:49 | Tra la mente e il cuore
原子力発電のこと、集団的自衛権のこと、
そして、吉川さんのDVD&BD発売中止のことなど。
思うこと、声に出したいことは色々あるんだけれど、
自分の中で、色んなものがわぁぁっとなっている
今の状態ではほんのわずかな時間で
自分の想いや考えをきちんとまとめられない。

吉川さんの件は
本日降って湧いた出来事だったけれど、
それ以外に悶々と
頭の中を毎日毎日巡っていることから
少し解放されたいというのもあって週末は森の中へ。
私が昔からやる手法。
すっきりしたい時は緑と水のある場所へ。
考えなくても身体自然にそういうところへ行きたがる。

本当は一人で、レイラと静かに緑の中へ行くのが一番効く。
とはいえ、日本に戻ってきてしまったので、
そういうわけにもいかず、
大抵は父母も一緒。

天気のいい五月の日曜日。
父の健康のためにも両親とレイラを誘って
伊豆の国市の市民の森へ。
結構な山の中(笑)、よってあまり人もいない。
それでも30台ほどの駐車場はほぼ満車で、
家族連れが広い敷地内の思い思いの場所で
それぞれの休日を楽しんでました。

あてもなく、目的もなく、ただ歩く、それだけ。
そんな贅沢な時間。

枯れた切り株の二股から
空に向かってすっと伸びる漆の木。
その生命力を肌に感じると
元気をもらえるんだよね。
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松林の地面には、自然にできた傾斜にあわせて
松ぼっくりの川ができている。
こんなことを「へぇぇぇ」って言いながら歩くだけ。
Dscn0755

イロハモミジの木の脇の陽だまりに
小さなイロハモミジの子供たち。
風に吹かれてくるくる落ちた紅葉の種が
自然に芽を出して新しい命を紡いでいるんだねぇ。
Dscn0757

杉も檜もアレルギー。
だけど、もうそろそろ花粉は終わりの季節。
ヒノキの森林は静寂で澄んだ空気に満ちていて、
レイラが歩いて落ち葉が掠れる音だけが静かに響く。
こんな空間で何時間もただただ物思いに耽っていたい。
Dscn0758

高台の展望台からは
見渡す限り、緑に包まれた山ばっかり。
そんな展望台の脇の木のテーブルに
先客が並べた松ぼっくりがなんだか可愛い。
Dscn0770

広い敷地内を2時間くらい歩いて切り上げ。
一人だったらきっと日暮れまでぼーっとしていただろうけど。

日本に戻ってきたのは父の健康状態で気になることがあったから。
そんな父もレイラがきてから、
毎日の散歩が日課になり、
この日も、今までだったら嫌がったアップダウンも
ゆっくり時間をかけて山の中散策して
随分体力が戻ってきたようで、
それはなにより。



Sembra uno trucco

2014-05-14 14:57:57 | Tra la mente e il cuore
先日発売されて、ネット上でも既に話題になっている
Lawsonのピュアシリーズのケーキ

元々偏食が強い上に
イタリアでの暮らしの末に、
化学物質てんこもりの食べ物は受け付けなくなっているせいで
私はもうコンビニ食もファミレス食も
極力食べないようにしているから
このシリーズも
とりわけ食べたいと思うこともなかったんだけど。

母が食べてみたいというので、
仕事帰りに購入して帰宅。
いちごショート、チョコレート、チーズケーキ。
母はチョコレートケーキを食べて
「うん、美味しい」とご満悦だったのでよいとして。

「余計なものを入れずに作りました」
というキャッチフレーズとおり、
添加物なんかは入っていないことになっているようです。

そして、できるだけシンプルに
原材料も少なめにということみたい。

でもね、例えばチーズケーキ
13個の素材で作りました、ということで。

原材料
クリームチーズ
クリーム

糖類(砂糖、オリゴ糖、水飴)
牛乳
小麦粉
ブルーベリー
米油
レモン果汁
ゼラチン
寒天
__2
確かに13個の素材が記載されているのみ。

こういう書き方されている
商品の裏面の表記をさらっとみたら
あぁ、そうなんだぁって思うよね。

でも、こういうところもじっくり読んじゃったり、
そこから考え込んじゃったりする私。
申し訳ないけど、じっとみていると疑問がいくつか。
まず、クリームチーズって
そもそも生乳と生クリームから作るよね。
そこで原材料一つ増えない?
そして、クリームって
クリームによっては
それ自体に添加物使っている可能性だってあるでしょ。
更に、このゼラチンの原料って
どこの何使っているんだろうとか、
ブルーベリーってまさか北欧のものじゃぁないよねとか。
(なぜ北欧のブルーベリーがよくないと思うかは
ここでは触れないでおくけれど)

挙げ足取りです、はっきり言ったら(爆)。
ちっちゃいことだよ。
重箱の隅つつくみたいな、つまらんことかもしれない。
そこまで細かく気にしなくたっていいだろうし、
原材料は「クリームチーズ」であって
その更に奥の原材料なんて表記する必要もないんでしょう。

でもね、
こういうちっぽけなことに疑問をもたずに
店頭にたくさんきれいに並んでいたり
盛んにコマーシャルされているからということで
購入することに私は抵抗があるんだよね。
そう、騙されたみたいな気がすると言うか。
そこにトリックがあるんじゃないかって思っちゃうんだよね。

もちろん大量消費に踊らされること自体を否定したら
日本の消費社会は成り立たないので、
完全否定はしないけれど、
たまにはちょっと立ち止まって考えてみても
損はないんじゃないのって、
それだけは言いたいなぁ。


L'Idea nuova che non esce

2014-05-12 15:10:23 | Tra la mente e il cuore
我が地元を流れる狩野川。
この川の領域を中心に観光促進を図ろうという動きもあり、
私自身この動きに賛同する部分もあって、
戻ってきてから
何回か狩野川カフェというイベントに参加して
地元で様々な事業に関わる方々の
貴重な話を聞かせてもらっています。
毎月一回テーマを決めて
狩野川流域を盛り上げるために
何をすべきかについて討論する感じ。
7月の回には
ゲストスピーカーとして参加させていただくことになり
先日その打ち合わせに。

地元の高校の先輩でもあり、
後から伺ったら同時期にフィレンツェで暮らしていたという
地元で活躍する彫刻家・渡邊氏のアトリエでの会合。

イタリア(特にトスカーナの田舎)と伊豆の共通点から、
イタリアの観光促進で実行されていて
日本でも取り入れられそうな部分を提案していこう
というのが主旨になりそうで
それをどのように2-3時間の中で展開していくか。
当日のメインの話し手は彫刻家の渡邊氏なので
私は横からあいのてを入れる程度ですけどね。

もともとイタリアと日本って似ている部分はいくつもあるので
お互いもっと良いところを吸収しあえればいいのにと
以前から思い続けているわけです。
それをなんらかの形で
きちんと提案できればいいのでしょうけど、
最近自分はそういう能力に欠けていると痛感しているのです。
イタリアで暮らしてから、
論理的に相手を説得することがますます苦手になり、
というか自分の中にあるものを
体系的に話ができなくなっている気がします。

先日も人生の先輩でもあるお二方との打ち合わせの中で、
突っ込まれては、
具体的な事例を挙げて説明することに四苦八苦した自分。
もうちょっとこの部分も
改善しなくちゃいけないんだろうなぁ。

イタリアの食、観光資材の利用の仕方、
景観保護について、
更には運慶とミケランジェロの話まで。
聞いているだけでも興味深い題材が次々とあがって
勉強することもたくさん。
7月の本番までに私自身も少し情報を整理して、
皆さんの足を引っ張らない程度に
ある程度自分の考える方向性を
提案できたらいいなと思ってます。

伊豆も大好きなのでね。
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Ricomincio

2014-05-08 05:49:03 | Tra la mente e il cuore
イタリアから日本に完全帰国して半年。
わずか半年の滞在なのに、
ちょっと日本のいろんなしがらみに嫌気がさして
たった3泊5日だけれど、
フィレンツェに帰ろうと思ったSettimana d'oro。

結果。
帰ってよかった。
そして、自分はイタリアにいるほうが自分らしいなぁと
つくづく思った。
求めているものも、探しているものも、落ち着く場所も
フィレンツェならちゃんとわかる。
18年の歳月だけじゃない、
私が地道に築きあげたものすべてが
そこにあるからなんだろうけれど。
それと同じもの、もしくは似たようなものを
日本に築き上げる自信が今の自分には全くないし、
逆に日本が私を受け入れられないのも
身に染みてわかってるし。

とはいえ、
色々わけがあって日本に戻ってきたわけだし、
私がレイラとチッチーノを連れて実家に戻ったことで
もたらした効果は想像以上だったので、
今しばらくは現状維持を楽しむより仕方ない。
後ろ向きには生きられないので。


帰国前から遠ざかっていたブログも
徐々に再開していかなくちゃ。
気負わず、
また好き勝手に書いていこうかなぁと。
本当は日本に戻ったタイミングで
新たに書き始めるべきだったんだろうけど。

実際にはTwitterのほうが気軽に書き散らせるので、
どうしてもそちらに偏ってしまうんだよね。


Comunque ricomincio da qui.