Museo della Specola(スペーコラ博物館)は
フィレンツェのVia Romana
(ロマーナ通り)にある博物館で
Museo di Storia Naturale di Firenze
(フィレンツェ自然史博物館)の1セクション。
ヨーロッパでも最古の科学博物館でもあります。
1775年の博物館創設時には
膨大なコレクションを所蔵していましたが
現在はそのコレクションも分割され、
剥製の動物を集めた動物学コレクションと
1700年代の蝋モデルで形成される
解剖学コレクションの2コレクションのみの展示。
Specola(スペーコラ)という呼び名は
Granduca Pietro Leopoldo
(トスカーナ大公ピエトロ・レオポルド)が
この建物の屋根に建設した気象台の名前に由来します。
この類まれなるフィレンツェの博物館で
現在開催されているのはクリスタル展。
史上初といわれるCollezione Giazotto(ジャツォット・コレクション)
と呼ばれるクリスタル結晶の展示です。
南アフリカ、ブラジル、アフガニスタン、中国、
アルプス山脈、地中海各地など全世界から集められた
500点以上の貴重なクリスタルが一堂に会しており
自然の作り出す奇跡の美を堪能することができます。
またこの機会に長く閉じられていた
スペーコラとボボリ庭園を繋ぐ門が
久々に開けられることになりました。
科学と芸術を楽しむことのできるスポットとしてオススメです。
Cristalli
会場:Museo della Specola
via Romana 17 Firenze
開館時間:9:30-18:30
休館日:第一・最終月曜日
入場料:常設展コレクション6,00ユーロ、
特別展「クリスタル」6,00ユーロ
共通チケット10,00ユーロ
この特別展をアピールするために
フィレンツェの街中にこんなものが登場!
結構びっくり。
スペーコラ所蔵のフラミンゴの剥製16体と
巨大なアメジストの結晶。
これが街中のVia Romaにある
LuisaViaRomaのショーウィンドーに飾られています。
で、このフラミンゴきれいなのですよ。
剥製ってなんか薄汚いものというイメージがあった私に
新しい世界観を与えてくれました(笑)。
あまりにきれいで見入っちゃうくらいです。
プロモーターはアメジストを見て欲しいのでしょうけれど、
私の視線はフラミンゴにしか行きません。
実はスペーコラの解剖コレクションが怖すぎて
未だに一度も足を運んだことがないのですが
この動物の剥製コレクションを見に行ってみようかなと
ちょっとだけ気持ちが揺らいでいるところです。
一人じゃイヤなので、一緒に行ってくれる人募集中。(爆)
ちなみに市内にはもう一箇所アメジストの展示。
共和国広場の本屋さんEdisonのショーウィンドー。
何気なく置かれているけど、
この石の塊いくらするんでしょうか。