フィレンツェのドゥオーモ脇にある
ミゼリコルディア慈善事業団体の建物の前壁は
ちょっと前から修復していたような気が。
とある朝通りかかると壁を覆うように白い板がかけられ
クレーンに乗った女性が白いキャンバスに
ぺたぺたとペンキを塗っているのを発見。
夕方には見事なヘタウマアート作品として完成していました。
画面中央には果実を実らせた木が描かれ、
その右側に青い扉を持つ赤いシンプルな家、
左側に線描きの人物。
足元は鬱蒼とした緑の草むら、
上空は太陽が顔をのぞかせる青空で
人物の辺りから木を越えて
家まで放物線が繋がっていて
星が落ちていく様子が描かれています。
すごく不思議だけれど、なんだか微笑ましい。
修復中の壁を飾るのは
専ら協賛企業の広告ばかりだけど、
たまにはこういうアートもいいかも。
しかし、この絵はあまりにもシンプルなので、
どこまでも深読みしたくなるので要注意。