不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

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2011-10-25 19:07:14 | Tweet Log



Fiera di Padova per Auto e Moto d'Epoca

2011-10-25 00:02:00 | アート・文化
10月27日から30日まで
パドヴァ(Padova)で行われるクラシックカー&バイク展覧会は
今年で27回目となる、
ヨーロッパでもっとも大きな展覧会の一つです。
11のパビリオンからなる90000平方メートルの会場には
3000台を越える名車が出展され、
今年は数億ユーロの取引が見込まれているとか。

因みに世界でもっとも高価な車といわれるのは
2008年にイギリスの愛好者が購入したFerrari GTO 250で
当時2000万ユーロだったそうです。

クラシックカーの価値は一台一台異なり、
その車のもつ歴史(製造会社、モデル、所有者)が
その価値を大きく左右します。

著名人が愛した名車も多く残っています。
金色のロールスロイスはElton Johnのお気に入りで、
Paul McCartneyは長年にわたり
Aston Martinに乗っていました。
Dolce Vitaで有名なAnita EkbergはMercedes SLを溺愛し
常に自分の近くに置き、誰にも運転させなかったとか。
2011年のパドヴァの展覧会には
人気漫画DiabolikのJaguarや
映画Milkの中でSean Pennが乗っていたJaguar,
Grace Kelly所有だった1960年製Jaguar XK150 OTS、
Fangioが優勝したときに乗っていたAlfa Romeo、
Adriano CelentanoのThunderbird
なども出展されるようです。

クラシックカー市場は
イタリア、イギリス、ドイツが盛況といわれています。
イタリア人はヴィンテージを好み、
その車自体にまつわる、語り継がれる記憶や思い出を愛するといわれ
ドイツ人は完璧主義で、細部まできちんと修復再現されたものを好み
イギリス人は共有する傾向にあるため
各地でクラシックカーの集いを盛んに行い、自慢しあうらしいです。
国民性が出ているのかもしれません。