ブドウのおいしい季節到来。
あんまり好きじゃなかったので、
自分では買ってまで食べるフルーツじゃないけど、
実家にはこの季節になると
山梨のブドウが、本当に「山ほど」ある。
久しぶりに食べた「巨峰」は甘くておいしかった。
なんだかとても大事に育てられている感じが滲み出ている味。
この巨峰が日本原産種だというのは知っていたけれど、
てっきり山梨オリジナルだと思っていた。
しかし、巨峰って中伊豆オリジナルだったのね。
中伊豆の山の中にある「中伊豆ワイナリー」。
そぼ降る雨の中、ちょっと行ってみた。
巨峰の歴史を調べたら、
農学者「大井上康」の農学研究所が
1919年(大正8年)に東京から大見村に移り、
ブドウの研究を本格的に開始。
1937年(昭和12年)にこの研究所で、
オーストラリア品種「センテニアル」と
岡山県産の日本品種「石原早生」の交配研究を開始。
戦時中にも関わらず、地道に研究を続けて
1942年(昭和17年)に交配が実を結び「巨峰」誕生。
1953年(昭和28年)既に大井上氏は他界していたので、
息子さんが「巨峰」を種苗名称に登録申請。
因みにブドウ品種「巨峰」は
研究所から見える富士山にちなんだもの。
ということらしいです。
でもね、
中伊豆ワイナリーの敷地では巨峰は栽培されてないんだね。
ワイン用じゃないから。
(ここで販売している巨峰は
山梨の農園で栽培されているみたい)
中伊豆ワイナリーの農園で栽培されているのは
基本的にワイン用のブドウ。
信濃リースリング、シャルドネ、
プティ・ヴェルド、メルロー、
ヤマソーヴィニヨン、ガメイ、
カベルネ・ソーヴィニヨン
なんからしい。
まだまだ知らない地元の宝。
あぁ、でも今食べている巨峰は山梨市産。