不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

Corri la vita 2013

2013-10-13 15:20:45 | 日記・エッセイ・コラム
フィレンツェを離れる前に
受付が開始されていたので、
参加費用払ってゲットした
Corri la vitaのTシャツとゼッケン。
今年は黄色。
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フィレンツェは
自宅から出ればすぐそこに、
世界遺産地区が広がっている環境だったので、
5キロウォーキングも盛りだくさん。
それに匹敵するものを自宅周辺でと思って
母校周辺を歩くことに決定。

レイラも一緒に9時出発を目指して
出発地点へ。
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選んだのは2015年に
「明治日本の産業革命遺産
 九州・山口及び関連地域」の構成資産
として、世界遺産国内推薦&登録を目指す
韮山反射炉。
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幕末の韮山代官江川太郎左衛門英龍(坦庵)が
近代国家の軍備強化を考え
東京のお台場を整え、
そこで利用できる大砲を鋳造するために
建造を許可された溶炉。
稼働した反射炉として唯一現存するものといわれる
貴重なわりに、地味な建造物。

10月13日はちょうどこのイメージキャラクター
今流行のゆるキャラの着ぐるみのお披露目会中。
反射炉のイメージキャラクター「てつざえもん」。
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ここから出発。
次の目的地は蛭ヶ小島。

長閑な田舎道。
実りの秋を迎えた田んぼと
イチゴハウスやトマトハウスの向こうに富士山。
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懐かしい円柱型ポストも。
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蛭ヶ小島は源頼朝流刑の地として知られる場所。
実際にこの地だったかどうかは
不明な部分も多いらしいけれど、
小さい頃から、ここが頼朝流刑の地と教えられてきた。
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昔は苔むした石碑が立っているだけだったけれど、
最近は公園が整備されて、休憩所もできたし
歴史民族博物館も併設。
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源頼朝と北条政子の夫婦像も建てられ、
その向こうに富士山を望むことができる。
いつもここに来ると
この周辺だけでも電線地中化ができないのかなぁって思う。
景観壊し過ぎでしょ。
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北条政子との馴れ初めってよく知らなかった。
こんなエピソードもあったんだねぇ。
「梛(なぎ)の葉の縁結び」

蛭ヶ小島でひと休みしたら、
次は城池親水公園経由で江川邸へ。

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城池。

5月に来たら綺麗だろうなぁ、と思ったのは
この花菖蒲の株を見たから。
それぞれ素敵な名前が付けられていて、
今から次の春が楽しみ。
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富士山と城池。
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ここから江川邸へ。
正門前の小さな橋。
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反射炉建造を訴えた江川坦庵の邸宅。
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レイラが一緒にウォーキング中だったので
内部見学は控えることになったけれど
ここも面白いところ。
11月16・17日にはこの庭園で
「竹灯籠まつり」が開催予定。

再び城池に戻って、韮山城趾へ。
北条早雲が築城を始め、
彼自身もここで没したといわれる韮山城。
豊臣軍が小田原を攻めた時に
韮山も攻められ3ヶ月持ちこたえた末に開城。
この城のあった山が龍城山と呼ばれ、
その中には熊野神社も祀られています。
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この龍城山は我が母校の裏山でもあり、
懐かしい場所の一つ。
龍城山から望む母校と伊豆平野奥に愛鷹山。
あいにく雲が出てしまったけれど、
愛鷹山の向こうに富士山を見晴らせる絶景ポイント。
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母校を後にして、ゴール地点の韮山時代劇場へ。
向かう道々はやはり、田んぼとハウス。
収穫の季節。
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韮山は昔からイチゴで有名だけれど、
最近はミニトマトもたくさん栽培されているので
ハウスを覗くとミニトマトだったり。
農作物にクラシックを聴かせると
美味しくなるという話は有名。
しかし、このハウスから漏れ聞こえてきたのは
なんとザ・ピーナッツ!!
ひゃっほー。
どんなミニトマトができるのかなぁ。
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田んぼの楽校、いいなぁ。
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ゴール地点の韮山時代劇場では
地元の商工会祭が開催中で大賑わい。
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ちょうど、母校の吹奏楽部の演奏も聴くことができたし、
なんだか盛りだくさんのウォーキング。

ふらふらと、気の向くまま歩いて5,9キロ。
一人Corri la vita無事に終了。
レイラもよく田舎道を一緒に歩き抜いた!!

来年も何らかの形で参加できるといいなぁ。