最近出かけるときの荷造りはいつもぎりぎり。
ちょっと寒いところへ行ってきます。
寒いの嫌い…。暗いの嫌い…。
↑ビリーは飼い主に似たのでしょうね。
フィレンツェ-ローマ間、ローマ-ナポリ間を
既に繋いでいるトレニイタリアの高速路線の
拡張が近づいています。
ミラノ-ローマ間を3,5時間で繋ぐ高速路線は
12月14日のトレニイタリアのダイヤ&運賃改訂を機に
導入される予定となっています。
これまでローマ-ミラノ間を飛行機で移動していた
ビジネスマンの取り込みを狙い
12月14日から高速路線と同時に
新しいサービスも導入されます。
そのサービスとは降車地より
4時間利用可能の運転手付きの専用車手配。
ローマ・テルミニ駅もしくはミラノ中央駅に到着したら、
駅前に運転手付きの高級車が待機していて
その後4時間、必要に応じて
市内はもちろん郊外までの移動に利用可能というもの。
ローマ-ミラノ間の高速路線を利用する
クライアントを対象とした限定サービスですが
高速路線の導入により
飛行機での移動から列車移動に切り替えるであろう
ビジネスマンを狙ったサービスとなっています。
現時点ではまだ最終的な料金は
公式に発表になっていませんが
タクシーを利用するのと同じ程度の料金になるといわれており、
運転手付きの高級車であることや
4時間利用可能であることなどから
タクシーを利用するよりも
割安になるのではないかと見られています。
これまでも高速路線を利用するクライアントに対して
特別料金でのレンタカーサービスを実施していましたが
今回もパートナーはレンタカー会社MAGGIORE。
サービス利用には予約が必要ですが、
トレニイタリアのコールセンター、オンラインもしくは
MAGGIOREのオンラインで簡単に予約できるようになります。
トレニイタリアの狙いは
ビジネスマンの取り込みではありますが、
もちろんローマ-ミラノ間の
高速路線を利用する人なら誰でも予約可能。
見本市や出張でイタリアの二大都市間を移動する方や
観光で利用される方ももちろん利用できます。
現時点ではローマ及びミラノでの降車に限定されていますので、
フィレンツェでは利用できませんが
ローマとミラノを移動する方には
便利なサービスだと思いますので
機会があったら是非利用してみてください。
3日間ほど「サキタハヂメ」の世界にどっぷり。
すっかり大ファンになりましたよ、
のこぎりの音色と、サキタ氏の人柄の。
今回お手伝いさせてもらったのはフィレンツェの
メインコンサートである15日。
Chiesa di Santo Stefano al Ponte
(サントステファノ・アル・ポンテ教会)
は非聖化された教会で今はイベント会場として
コンサートなどが行われています。
収容人員380-400人。
イタリアは消防法が厳しいため
こうした施設への入場数は
結構厳しくチェックされていたりします。
20:00開場の時には
教会の入り口には既に長蛇の列ができ
20:30開演の時には満席で扉を閉めざるを得ませんでした。
満席になってしまった以上、
これ以上は観客を入れられませんと教会責任者に言われ
胸の痛む思いで扉を閉めさせてもらいました。
入場できなかった方は100名以上とも言われ、
大盛況だったのですが、
入れなかった方ごめんなさい…。
さて、広い教会の小さな舞台の上にノコギリ。
かなぁりシュールですが、
会場の80%以上を埋めるイタリア人も
普段の大騒ぎは忘れて神妙に聞き入っておりました。
教会だけにパイプオルガンもあり、
伴奏のシンセサイザーをオルガンに変えたりして
当日のアドリブ色々てんこ盛りで
場を飽きさせず、非常にエンターテイメント性の高い
良質のコンサートになりました。
最後の曲はオリジナル「光のさすほうへ」。
苦しいときに聞いたら絶対希望の光が見えてくる
心震わせる楽曲です。
大喝采の中、幕を閉じたコンサート。
出口でお見送りをしていたら
たくさんの人にまた次回もありますか?と
何度も聞かれました。
是非来年も一緒にお仕事させてもらいたいです!
正直ここ数週間疲れきっていた私ですが、
サキタ氏の世界に触れて元気が出ましたよ!
小学校でのコンサートのあと
同日夜にはTeatro del Saleでのコンサート。
有名なレストランCibreoのグループで会員制。
10,00ユーロで会員になれます。
会員限定でブッフェ式のおいしい料理はもちろん
食事の後のコンサートや演劇なども楽しめます。
会員制の半セルフサービスなので、
各テーブルには「お片づけは自分でしてね」とメモが。
料理は色々楽しめます。
さすがCibreoグループだけあり、
ブッフェ方式とはいえ料理の質は非常に高いです。
また会員の層がよいこともあって
落ち着いた雰囲気で食事を楽しめます。
前菜、プリモ、セコンドとそれぞれ数品づつ提供されるので、
好きなものを好きなだけ。
もちろんデザートもあり、
会費(10,00ユーロ)のほかに食事&コンサート代で30,00ユーロ。
食事と音楽が楽しめて30,00ユーロならいいなぁと思います。
サキタ氏のコンサートもブッフェ方式の食事の後に行われました。
一切の撮影&録音は禁止されているので
コンサートの様子はお届けできませんが、
こじんまりした会場で、
非常に楽しく盛り上がったコンサートとなりました。
会場の方の話によると
通常演目の途中で帰ってしまう方も多数いられるということでしたが
今回は最後まで鑑賞される方が99%で
観客からの拍手喝さい&アンコールに
ノコギリの音色の偉大さを実感。
アルバムで聞いていたときには
この上なく切ない哀愁漂う音色で
ちょっとイタリア人には飽きられてしまうかな
と思っていた部分も正直ありましたが
実際その舞台とパフォーマンスを見ると
サキタ氏の世界に引き込まれ、離れられなくなります。
こんな素敵な世界に触れられて
本当にありがたいなぁと思います。
15日のSanto Stefano al Ponte教会でのコンサートの様子はこちら。