不埒な天国 ~Il paradiso irragionevole

道理だけでは進めない世界で、じたばたした生き様を晒すのも一興

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2013-04-10 19:05:35 | Tweet Log



RT @k2_bot: 原点です。黒い点で原点と表現してみました。我々人間、この地球上で生かして頂いてる謙虚な気持ちに一度戻らないと。何か思い上がってしまっておるなと、己を含め悔い改めたいなと思う気持ちを書いてみました。 http://t.co/wxziunMnrB






@juliac0706 嬉しい繋がりですねえ。よろしくお願いします。






@mayulattevino やはりねぇ、甲冑とか武器って色々残っているんですよ。色々・・・。そんなものがどっさりあると、どうもよくないですなぁ。






イランの原子力発電所の付近でM6越えの地震があったそうだけど。発電所に被害はないらしい(わかるかそんなもの)けど、もうさ、本当にさ、あちこち揺れるんだから、手に負えないもの作るの止めようよ。 http://t.co/Sqwarwosb8








吉川クラスタ大盛り上がりだったのに、リアルで合流できず残念。今夜ゆっくり皆さんの盛り上がりを確認させていただきます。






@gonhanko あれ、マグロ解体じゃなかったの(笑)? ワンコと一緒でしたかぁ。






@gonhanko いつもと変わらないのはよいことなんですけどね。本当に何も起こらないことを願います。






この美術館に入ると、体のあちこちが痛み出すので、行きたくないのが本音。だけれど、Samurai Rockの発売に合わせてMostra Samurai観にいこうかな、どうしようかな。 Museo Stibbert/Firenze http://t.co/0vYjq3Qyje






@30gatti ヨーロッパはこういう問題に敏感なのもありますけどね。自国を取り巻く状況がどんなことになっているのか、気にしておいて損はないのかなと思っています。何もないとは思うけれど。







@momotheshiba やはりそうだよね。日本の中にいると、無関心でいるほうがラクなんだろうか。何も怒らないだろうと思いはしても、知っておくべきだと思うことが山ほどヨーロッパ諸国では報道されているのにね。






@numbernine9999 大事には至らない、大丈夫だと思うのですが。きっとヨーロッパからすると「遠くのほうが大変!!」って感じなのかなぁ。






@gorogoroneru とてもきれいな写真。蜘蛛の巣って、芸術的ですよね。蜘蛛は嫌いだけど。






@naoko_perugia 今朝出かける前に太陽を見て調子に乗って外に干した途端にざざっぁっとやられて、室内に干しなおしました・・・。






朝からずっとイタリアのラジオからは日本へ向けての北朝鮮のミサイルについてのニュースばっかりなんですが、日本国内はどうなんですかね。TL見ている限り、いつもと変わらないけどねぇ。







San Giovanni Battista di Caravaggio

2013-04-10 12:09:22 | アート・文化

通常はローマのカピトリーノ美術館に収蔵されている
Caravaggio(カラヴァッジョ)の作品ですが、
2013年4月17日から
シエナのドゥオーモの地下礼拝堂での特別展示が始まります。

Caravaggio_01

カラヴァッジョの自然の描写力と
彼の宗教観をよく反映した作品のひとつとされています。
作品は1602年当時のローマで勢力を広げていた
Ciriaco Mattei(チリアコ・マッテイ)の依頼で制作されたものといわれ
作品の主題である洗礼者ヨハネ(San Giovanni Battista)は
明らかにマッテイの息子ジョヴァンニ・バッティスタを念頭においたもの。
もともとマッテイ家のプライベート空間を飾る作品として制作され
教会などのために描かれたものではありません。
マッテイ家の息子のために描かれているせいか、
聖ヨハネは少年の姿で描かれていますが、
洗礼者ヨハネのシンボルとして描かれる十字の杖が見当たらず、
別名「雄羊と若者(Giovane con un Montone)」といわれるように
羊が近くに描かれているうえに、
左下に燃え盛る炎が描き込まれていることから
一説では洗礼者ヨハネではなく
生贄から解放されたイサクだとする説もあります。
もちろん紅いマントやラクダ革の上着らしきものも描かれているので、
それらから洗礼者ヨハネと判断することも可能です。
いずれにしても軽く腰掛けた全裸の少年が
右側に半身をひねるような形で描かれる構図は
先時代のミケランジェロの作品から
インスピレーションを受けているとされています。

なぜシエナでの展示なのかというと、
古文書の研究の結果、
カラヴァッジョとシエナのつながりが確認されたかららしいのです。
非常に遠回りな繋がりではありますが。
シエナ出身のジュリオ・マンチーニ(Giulio Mancini)は
教皇庁付の筆頭主治医でしたが、
医者であるほか、芸術をこよなく愛するパトロンでもあり、
とりわけカラヴァッジョ派の作品を愛していたようです。
マンチーニはローマを拠点にして暮らしていたとはいえ、
彼の芸術コレクションは生まれ故郷であるシエナに保管されており
シエナで活躍する画家たちはそうした作品に触れることができ
彼らの作品にも大きな影響を与えたといわれています。
マンチーニがカラヴァッジョ自身の作品を所有していたわけではないので
飽くまでカラヴァッジョの影響を受けたカラヴァッジョ派の作品と
それに影響を受けたシエナの画家たちという
無理やりごじつけたような繋がりですが。
展示会場ではマルチメディアを通じて
カラヴァッジョ派と1600年代シエナの絵画との関係を見ることもできます。

カラヴァッジョは8枚の洗礼者ヨハネを残していますが、
私が個人的に好きなのは、この作品ではなく、
ローマのコルシーニ宮殿に収蔵されている
やはり少年の姿で描かれる作品。
荒野で疲れ果てている感じや
額にかかる前髪の感じが好きなのです。

Caravaggio_02

Il San Giovanni Battista di Caravaggio
会場: Cripta sotto il Duomo/Siena
会期:2013年4月17日から2013年8月18日まで
開館時間: 10:30-19:00
入場料:8ユーロ
詳細インフォメーション: www.operaduomo.siena.it


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2013-04-08 19:05:35 | Tweet Log



フレッシュグリーンピースを?いて豆ご飯準備中。 http://t.co/mDYfn4DPqL







本当によい年の重ねかたをしてきたなぁと思うわ。この人を目指してよかったと、今でも思うしね。 http://t.co/35lWA13riI http://t.co/e0Aidlej56






不況の影響で、捨て犬&捨て猫が増えているというニュースも聞いたけれど、捨てる以外の方法もあるんだし、飼えなくなったなら飼えなくなったで、ちゃんと小さい命の幸せを考えてあげてほしい。 子犬は本当に2匹だけだったのかなぁ? http://t.co/wr6I00ewqn







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2013-04-07 19:05:34 | Tweet Log





@kknmkk おぉ、そうだったんだねぇ。火曜日に発送したというから、もうとっくに届いているのかと。うち母はから連絡ないから、ダメだったかなぁ。






@banana_penco 本当に誰からも「当たった」という喜びの報告ないですよね。なんかおかしい。







Ascoltare il profumo degli incensi

2013-04-06 01:22:28 | Tra la mente e il cuore
genten Firenze のオープン一周年を記念して
ショップの一角で行われた香道のイベント。

御家流香道二十三代宗家・三條西堯水師が
お弟子さんを率いて
フィレンツェにいらっしゃったということで
日本にいてもなかなか出会わない
素敵な体験をさせてもらいました。

源氏香と呼ばれる組香。
25種の香りからランダムに5つを選び出し、
その組み合わせを当てて楽しむ香の遊び。

5つの香炉に順々に香木が焚かれて
それの香りを利き(聞き)、
5種の組み合わせを独特の源氏香模様で表すというもの。

Dscn5832
茶道も華道もそうですが、
こうした道具を整えるところから、
集中力と、きめ細やかな注意が払われる和の文化。
こういうものがほんのひとかけらでも
フィレンツェの人にも伝わるのはみていても嬉しいかなぁ。

Dscn5839
見学者として参列していたのですが、
我々にも香炉を回していただき、
参加させていただきました。

Dscn5840
イタリア語での説明を聞いていて、
「香をきく」を
sentireではなくascoltareという単語を使っていることに
はっとさせられたのですが、
三條西堯水師ご自身があちこちで
「香を聞く」と言ってらっしゃるようで、納得。
香りを嗅ぐのではなく聞く。
なんだかとても深いのだなぁと。

Dscn5842
齢を重ねるごとに、匂いに敏感になりつつある私は
いつか香道をきちんと習いたいと思っていたのですが、
今回の経験で、やっぱり楽しそうだなぁと思っているところ。

Dscn5846
香炉を手で包んで香りを手のひらに溜め、
親指と人差し指の間から
香りを吸い込んで聞き分ける。

Dscn5847
香木から上がる香りはとても繊細で
一つ目の香炉が回ってきて香りをきいた時には
ほんのうっすらとしか香らず、
こんな薄い香りでは違いがわからないだろうと思ったほど。
一つの香炉で3回吸い込むのですが、
重ねて香りをきくうちに
ノートの移り変わりというか
柔らかな香りの中に
わずかな酸味やら甘みやらの混ざり具合が
なんとなく体感できるようになるのが面白くて。

Dscn5849
微妙に漂う香りの中に
共通点や相違点を見つけ出して組み合わせていくのは
実に雅な遊びなんだなぁと。
ほんの少しの違いなのだけど、
5つ目の香炉が回ってくる頃には
なんとなくコツも掴めてきたような気が。

Dscn5851
5つの香りを聞き終わり、
それぞれに自分の「回答」を提出。
私は1つ目と5つ目が同じ香り、
2つ目と3つ目が同じ香り、
4つ目はいずれとも異なる香りという組み合わせの
源氏香図
「鈴虫」を選択。
三條西堯水師のお話を伺いながら、
答え合わせの発表準備をドキドキしながら待つ(笑)。
雨の日に香を焚くと、香りが満ちやすく
香りの聞き分けも容易になるのだそうで、
隣のイタリア人のお姉ちゃんが、
じゃぁ、フィレンツェの冬はずっとお香で遊べるねって
言っているのをきいて、
あぁ、日本は雨が多いから
こういう遊びが確立されたんだろうなと
なんとなく考えたり。
三條西堯水師によれば、
こうした香りを使った遊びは日本独特のものだそうで。
お話の内容は、自宅に帰って探したインタビュー記事にも
ちりばめられてました。
参照記事


Dscn5853
結果発表。
香元(お香を立ててくれるかた)も
最終結果は知らず、
回答が出揃ってから、
香木が包まれていた紙を広げて香の番号を確認。
それを受けて、執事さんが
使った香の名前や、参加者、その回答などを書き記していく。
その様を見て、イタリア人は
「こんなところまで
合理的にオーガナイズされている日本文化はすごい」と賞賛。
彼らにしてみればそのように映るのですね。

Dscn5854
残念ながら、全問正解者は出ず。
それでも三條西堯水師のおっしゃるように
香の遊びは優劣を決めるものではなく
飽くまで、
自身の心と感覚を解き放し楽しむものということで。
「香満ちました。」という挨拶で締めくくられ
実際に会場となった空間も
自分の心もとても良い香りと気で満ちあふれ
とてもよい気持ちになりました。

驚いたのはそのあとオフィスに戻って
同僚に香っていると言われたこと。
ほんのりわずかな香りであったのに、
すっかり肺の隅々、髪の芯まで焚きしめられたみたい。
そのあと自宅に帰っても映画を観にいっても
かすかによい香りに包まれていました。

自宅で毎晩香を焚いても、
そこまで香りが残ることはないのにね。

フィレンツェの片隅で
とても貴重な体験をさせてもらいました。