25黄釈子 Blog 「My Days」by Oldman+2(吉住)

コロナ予防接種0回、30年間健康診断0回の後期高齢+1、元原告団長の下り坂人生、日々の戯言。KindleWriter。

Oldman & Cabin

2023年11月04日 | 気象

2023年11月4日(土曜日)午前6時:[  11c/25c/10%  ]{ pm0930-am0500 } 快晴

雲一つないオレンジ色の西空があっという間に暗くなって12時間後、今度は全く同様なオレンジ色の空が東に広がってくる。日の出前の福井の空に、雲はない。

昨日同様に、今日もあったかい日になりそうだ。カメムシがめちゃくちゃ乱舞する。この3連休の列島の観光地は、どこもかしこも観光客で溢れかえっているとか。ご多分にもれず、昨日は丸岡竹田、ど田舎の豪雪地帯の超山間部、過疎集落で厚揚げ(油揚げ)で有名店になった谷口屋を覗いてみると、お昼前どきだから、駐車場は満杯で、店内はお客で溢れかえり、1時間待っても座れる気配はない。すぐに諦めて、売店でおにぎり2つパックと厚揚げ1枚とお菓子を買って、そこから武田川に沿って、山間部の狭い道をワイフと二人、上流に向かった。

まるで、テレビの「ポツンと一軒家」の雰囲気。大きなダムが目の前に立ち上がる近くの森林の中、盛んに音を立てて流れる広い渓流の側に、まだ新しいアスファルトで綺麗になっている駐車場を持った、ログハウス風の木造の大きな「ゲストハウス」があった。まだ、新しい。

「山小屋」? とんでもない!先輩知人の司法書士先生の20年来の「趣味」の「隠れ家」なのだ。付近一帯、多分山林を数千坪から1万坪ほどを格安で入手し、そこに数え切れないほど生えていた杉の大木を切って製材。まず、住居用の建物を建てた。太い古民家風の梁が横切っている高い天井を持つ、三十坪ほどの大きな居間は、台所もあるし、巨大な薪ストーブもあるし、巨大なテレビの周りには、500万円ほどもかかったという音響設備。実に羨ましいほどの大音量の「いい音」が響く。

その建物だけで、十分お釣りが来るほどの「趣味の隠れ家」だが、飽き足らずに、裏には、作業場兼物置になった立派な建物があるし、さらに、今使っている作業場の建物と様々な機材。そして、一番新しいゲストハウスは、建坪で五十坪は超えるだろう。その上、竹田川の幅広いせせらぎに張り出して、二十坪以上の青空のテラスがある。

この連休に30人余りが集う、コンサートを開催するとか。先生の奥さんと奥さんの姉の二人がやってきていて、その準備に忙しい。道の反対側の山林の山肌は、100本以上の杉の木を切り倒し、大きく開墾されている。その木の根を一個ずつチャーンブロックで掘り起こす姿の写真が、年賀状に載っていたのだ。

なんで、自力でそんなことに夢中になっているのか、小さな庭に一本はえた大きな木の根を、一つだけ掘り起こしている姿かと思ったら、100箇所ほどもあるという。

「百聞は一見にしかず」だね。それだけでは、一体全体、「山小屋」の全貌など、わかるはずもない。