モノと心の独り言

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地域メディアとしての商店街放送・区民センター・広場:千歳烏山の地域力

2006-06-08 07:10:31 | コミュニケーション-メディア
商店街振興といえば、スタンプとイベントによる烏山方式が有名だ。それは、烏山4商店街から区商連、都商連、そして全国商店街振興組合連合会と、縦横に社会活動をつづけている桑島俊彦氏とその関係者の努力の結果だと思える。
大都市圏、京王線沿線の住宅・消費地域の商店街として、住民の地域意識が強いのは、甲州街道沿いの寺町のころからの歴史もあるだろうが、日々の生活の中で貯わえられるダイヤスタンプ、商店街のど真ん中にある烏山区民センターとその広場、そして商店街放送などのメディアだと考える。

地域再生を、倫理や道徳、或いは福祉・社会活動から叫ぶやり方もある。しかし、一人一人の生活本能から、すこしづつ、地域社会での関わり方を、つなぎあってゆくやり方もあるだろう。

写真は、烏山区民センター前広場での、商店街の清掃「クリンクリン作戦」の風景だ。商店街のサポーターと、スタンプ・ポイントによる地域活動を考えているとき、「とにかく一緒に汗かいてみよう?」と始めた「くりんくりん大作戦」、2003年4月からは、「スクラムからすやま」と市民と商店街のグループをつくり、毎月第一日曜日、ずっと続いてきた。

ひと掃除終わったあとに、声を掛け合い、最近の話をして、日曜日のそれぞれの生活へ戻ってゆくそのありようが、とてもいい。2年目から、商店街のフラワーポッドの花植え・水遣りを始めた。近くの芦花公園で活動している人の協力だ。そして、やれそうな人やグループが、地域で必要なことを少しづつ、事業にしようと、コミュニティ・カンパニー構想をあっためている。

そして、商店街もボランティア活動用のエコダイヤとダイヤスタンプをまとめて、ICカード「ラックカード」によるコミュニティ・ポイントを始めた。
この6月10日から、実用開始だ。

地域意識は、支え続ける人と、それを記録し伝え合うメディアが必要な時代だ。コミュニティ・ポイント、区民センターと広場、商店街放送、365日、地域で活動しているのは、街のためにつくす市民と働いている人たちなんだ。


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