のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

悪夢?

2006-10-06 | KA
 バトントワラーなら誰しもが経験していることだとは思うのですが、“はまって”しまって・・・
 難しいとか難しくないとかいう問題ではなく、ひとつのことが突然できなくなる。何度やってみてもうまくいかない。それに気づくと余計に考えすぎて解決はさらに難しくなっていく。
 ショーの合間に10回連続キャッチ。それでも落ち着かず「うー。」とか「あー。」とか言いながら劇場の中を歩き回る。
 私の怪しい行動に「どうしたの?」と訊かれ「はまってしまって・・・」と言うと「何に?」と訊かれ「・・・悪夢。」詳しく説明する心の余裕がなく答えた言葉。そして落ち込む。自分で状況をさらに悪くしている・・・
 言ってしまったことは取り返しがつかないから、その上に前向きな言葉を並べ、唱え、“普通”の状態にもっていこうとする。そういう作業をしていること自体“普通”でないとわかっていながら。

 とりあえずやってみないと!

 気持ちよく、気持ちよく踊っていました。“それ”は最後。そこまで普通にできるのはいいこと。そして“それ”をする時『悪夢』と言う言葉が頭をよぎり、思わず笑ってしまい、バトンを投げる直前「さらっと」と思い直し・・・ここまで瞬間の出来事。そしてはまりました、取りたい位置の手の中に。

「抜け出しました!!!」
「何から?」
「悪夢から。」

 このまますっきりと次のショーができますように。